以前に、資産を効率よく増やすためには
- お金を稼ぐ
- お金を守る
- お金に働かせる
この3つの歯車を上手く嚙合わせるのが大事という話をしました。
まだちゃんと理解してない人はまず下の記事に目を通してみてください。
貧乏になりたい人はこちら必須。
今回は、資産構築の第一歩として、この中からまずはじめに取り組むべき課題について深掘りします。
まずは「お金を守る」から始めよう
もちろん、この3つの歯車を同時に出来るのが資産構築としては一番早いわけですが、なかなかそうもいきません。
稼ぎたくても、いきなりサラリーマンの人が給料を自分の意志で上げられるわけでもないし、いきなり副業で稼げる人は少ないからです。
投資をするにも、初心者の人はまずある程度知識をつけないとだし、さらに少額で実践しながら経験値を蓄えていく必要があります。
だから、まずは「お金を守る」から取り組むのがオススメです。
「稼ぐ」や「働かせる」はスキルや経験値が必要になるけど、「守る」に関しては自分次第で今日からでも取り組むことが可能だからです。
「お金を守る」はバケツの穴を塞ぐようなもの
ここで言う「お金を守る」というのは「お金を貯める」と思ってもらったらOKです。もっと具体的に言うと以下のようなことです。
- 浪費を抑える
- 支出(固定費)を削減する
- 投資にまわす種銭をつくる
バケツに水を注いでいる光景をイメージをしてください。
当たり前の話だけど、バケツに穴が空いていると、いくら水を注いでもたまらりません。
大きな穴ならジャブジャブ出ていくし、小さな穴がたくさん空いているのも、時間が経つにつれバケツの水は減っていきます。
資産構築というのもこれと同じで、いくらお金を稼いだところでバケツに穴が空いていればなかなかお金は貯まらないし効率が悪くなります。
だから、まずははじめにバケツの穴を塞ぐ必要があります。支出(固定費)を見直して浪費をなくしたうえで、バケツにお金を注いでいこうという話。
支出を減らすメリット
支出(固定費)を削減するのは、効率だけでなく大きなメリットがあります。
支出を減らしても税金はかからない
収入を増やせばそれだけ課税対象が増えるので、払う税金も増えます。
でも支出を減らす分には税金はかかりません。当たり前の話ですがこれが以外とデカイです。
給料を増やすより簡単にお金が作れる
税金の話とも関係してきますが、例えば1万円作ろうと思えば、支出を減らす分には1万円削減するだけでOKです。
でも、収入から1万円作ろうと思えば、1万2千円ほど増やさなければ税金で引かれるので実質1万円は作れません。ここポイントです。
支出を減らすには大きなところから取り組むのが効果的
支出(固定費)を減らすというと、「地道にコツコツ節約生活」みたいなのをイメージする人もいると思いますが、僕が言いたいのはそういうことじゃないです。
もちろんまったく意味がないとは言わないけど、こういった小さな節約は資産構築という大きな枠で見たときに、努力に見合った効果を生みにくいです。
ようはコスパが悪いよねって話です。
結論から言うと、一番大きな支出(固定費)から見直すべき。
人生で一番高い買い物は4つある
- 家(マイホーム)
- 車
- 保険
- 結婚式
これらにかかる支出(固定費)を抑える、または見直すことができれば、生活上のこまかな節約をするよりも100倍有効です。
家(居住費)の見直し
言うまでもなくマイホームは人生で最も高額な買い物です。35年ローンで新築購入する人も多いわけですが、これがお金持ちから遠ざかる一番の落とし穴でもあります。
新築マイホームの購入を検討している人は一度立ち止まって考えてみてほしいし、すでに購入している人、賃貸に住んでいる人も、居住費の見直しは必要です。
さらに持ち家を所有すると、たくさんのリスクが付いてきます。これもしっかり把握した上で考えなければ資産構築どころか一生お金とは縁のない生活を送ることになりかねません。
車の見直し
車というのは消耗品でありながら、高額なうえに維持費としての支出もかなり大きいです。
あくまで平均値ですが、例えば50年間車に乗り続けると約4000万円のコストがかかると言われています。お金を貯めたいなら所有しないに越したことはないですね。
もちろん仕事や家庭環境、住んでいる地域によっては、車は必需品という人もいると思います。そういった人も所有するのはいいですが、見直しでかなり固定費を浮かすことができるケースが多いです。
保険の見直し
お金がないない言っている人ほど、無駄に色んな保険に加入していることがあります。そしてツリツモで家や車に並んで相当高額な買い物になります。
生命保険、終身保険、損害保険、学資保険、医療保険、個人年金、火災保険、自動車保険、、、
もちろん人によっては必要な保険もあるし、僕自身もいくつか今現在加入しています。必要なものとそうでないものを見極めるのが大切です。
さらに、一番無駄なのが「積立型・貯蓄型保険」。
これについてはかなり闇が深いので、いくつかのテーマに分けて詳しく解説することにします。
結婚式の見直し
日本の結婚式は、世界的に見ても異常に高額です。
結婚式をするなとは言いませんが、本当にその出費に見合うだけの価値が自分たちにとってあるのか。自分の価値基準と照らし合わせて考えてほしいです。
ただこう言うと、「結婚は二人だけのものじゃない」とか「親族のためにも」という声もあるかもですが、もっとコストを落とす工夫をしたり別の方法で祝うこともできるはず。
ブライダル業界というか冠婚葬祭では、人の感情に付け込んであれやこれやと馬鹿高い請求をしてきますが、ほとんどがこれ原価コストいくら?と疑いたくなるほど意味がわからないものが多いです。
お金を守る、資産を構築していくという観点からみると明らかに見直すべき買い物です。
その次に見直すべき支出(固定費)
- スマホ代
- ネット代
- 光熱費(電気代、ガス代)
- 月額会員サービス
家、車、保険、結婚式のつぎにこれらを見直すといいです。月額サービスを除いて、これらの固定費は消費として毎月かかってくるものです。
どれも見直すだけで簡単に支出が減る可能性が高いです。人によっては月数万円単位で変わってくる人もいると思います。
スマホ代
スマホのSIM契約は、もし大手キャリアを使っている人はいますぐ格安SIMに変えるべき。毎月スマホ代に1万も2万も払うのは本当に馬鹿らしいです。
格安SIMに変えれば毎月2,000円とか高くても5,000円もいかないと思うので、ここはすぐに見直すべき。
ネット代、電気代、ガス代
今は色んな業者が競合していて価格競争にもなっているので、比較してみると今よりも安い業者が必ずあります。
価格.comとかでもいいし、それぞれで業者比較してまとめてくれているサイトとかもたくさんあるので参考にしてみてください。
月額会員サービス
AmazonとかNetflixとか、漫画やアプリなど何かしらの月額サービスを契約している人も多いと思います。
よく使っていて気に入っているサービスならいいですが、中には昔入会したまま使っていないのに月額料金を払い続けているものもあるかもしれません。
そういうったサービスがないか見直して、無駄なものは今すぐ解約しましょう。
お金を守って種銭ができたら次は投資にまわす
支出や固定費の見直しができたら、ようやくバケツの穴が塞がったということなので、普段の収入は今までよりも貯まるようになっているはずです。
ただ浮いたお金を浪費に回してしまうともったいないので、今度はそれを種銭にしてお金に働いてもらうこと考えていきます。
ただ、投資についてはとくに日本人は教育されてないから、間違った知識を持っていたり、間違ったまま始めて痛い目にあって去っていくパターンが多すぎます。
そのあたりもまずは基礎からしっかり学んで、王道を進んでいってほしいです。