こんにちは、ミムラです。
一年ほど前になりますが、こんなツイートをしました。
生命保険の無駄さについて記事書きました!
掛け捨てならアリだけど、貯蓄型といわれる積立の生命保険はほんとにもったいないから見直したほうがいいよ。
見直すというか、元本割れしてでも解約したほうが長い目でみると損せずにすむケースが多いかもhttps://t.co/QScbNObfKU
— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) November 13, 2018
このFALI記事では生命保険の貯蓄型、掛け捨て型を例にあげています。
本記事では、生命保険に限らずすべての種類の「貯蓄型保険」の無駄さについて、まとめたいと思います。
ではさっそく本題に入りましょう。
日本の積立型保険はすべて不要です
日本人は保険が大好きで、国民の8~9割が生命保険に加入しているというデータもあります、
結論から言うと、いわゆる積立型(貯蓄型)と言われる保険はすべて不要です。
これから資産を増やしていこうと考えるのであれば、入らなくていいし、もしすでに入ってるなら解約したほうがいいです。
終身保険、生命保険、医療保険、学資保険、養老保険、介護保険、、、などなど手を変え品を変え色んな積立型保険がありますが、ごく一部のレアなケースを除けばほとんどの人が損するだけです。
僕も昔は何もわからないまま入っていましたが、色んな事実を知ってから即刻解約しました。止めて正解だったと思います。
日本の積立型保険が無駄すぎる理由
返戻率が悪すぎる
何といっても返戻率が悪すぎます。
日本の積み立て保険、終身保険とか学資保険とか色々あるけど年利でみたら0.7%程度くらい説。やばくない?
ふつうに投資すれば3%5%くらい誰でも出せるのに、わざわざ高い手数料払って保険会社に運用してもらう意味🤔
— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) October 12, 2019
このツイートにあるように、年利で言うと0.7%程度です。
もちろん銀行預金よりはマシですが、それでもふつうに投資に回せば3~5%は可能なので圧倒的に不利です。
60歳までとか長期で積立てたところで、増えるのは元本の120%くらいだと思います。保険会社や商品によって微妙に違ったりすると思いますが、誤差です。
死亡保険金も少ない
積立型の生命保険の場合は、万が一死亡した場合の保険金もかなり少額です。
掛け金を増やせば額は増やせますが、保険商品としてのコスパは最悪レベルです。
死亡保険に入るなら「掛け捨て」だけにしましょう。
基本的に日本の保険はいらん派やけど、まだ小さい子供いる人とかは自分が急死したときのための死亡保険入っといてもいいかも。
掛け捨てのやつね。積立ては論外。
年齢にもよるけど月1500円とかで死亡保障1000万とか2000万でるやつザラにある。
— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) October 23, 2018
以前にもツイートしてますが、年齢にもよるけど月1500円とかで死亡保障1000万とか2000万出る商品はザラにあります。
時間がもったいない
結局のところ、こんな残念な保険商品を購入して、20年も30年も「増えない貯まらない地獄」に陥るというのは、すごく時間がもったいないです。
投資は「再投資と複利」で増やしていくのが基本です。複利は時間がかかるものなので、できるだけ早めに始めるに越したことはありません。
こんな他の無駄なことに投資を続けるということは、とんでもない機会損失になります。
同じ期間ちゃんとした運用で「再投資×複利」で回していたら、最終的に手にする額はケタが違ってくるので。
貯蓄・保険・投資は分けないと効率悪すぎ
積立タイプ保険なら、積立てた分は返ってくるしもしものことがあれば保険もきくし一石二鳥だよね〜😙
↑こんな風に洗脳されてる人は要注意。
今の日本の積立保険なんて利回り1%切るからね。馬鹿高い手数料引かれまくってとんでもなく効率悪い🤔
保険と貯蓄と投資を一緒にやろうとするとこうなる。
— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) October 11, 2019
積立型保険というのは、ようするに貯蓄と保険を同時にやってしまおうという商品です。
そこに投資の要素も含まれていますが、そのせいで色んな手数料が引かれてものすごく効率が悪いです。
もし「面倒だから」「楽だから」という理由で積立型保険をやっているなら、別にそのまま続けたらいいと思います。好きにしてください。
でも、少しでも「お金と時間を無駄にしたくない」「効率よく資産を増やしたい」と考えるのではあれば、日本の積立保険の購入はやめましょう。論外です。
海外の積立型保険はかなり優秀です
この記事中でずっと、”日本の”積立型保険と、あえて”日本の”をつけているのは理由があります。
日本のと海外のとでは、保険としての優秀さも、資産形成や資産保全としての使い勝手も、まったく違ってくるからです。
ここでいう海外の保険というのは、日本にあるプルデンシャル保険などの外資の保険会社のことではありません。
いわゆる海外積立やオフショア保険と呼ばれる、完全に国外にある外国の保険です。
オフショア保険にも種類は色々ありますが、一般的な積立保険は、保険というよりは投資信託の要素が強めです。
複利のチカラすごいよ。
例えば、・30歳~60歳まで
・毎月5万円ずつ
・年利10%で海外積立する。
総額1800万円払うことになるけど、
これが満期になると1億円越える。やばない?使わんと損じゃない?
時間かかるし派手さもないけど、
こういう地味なのが意外と強烈。まだ若い人にこそおすすめ
— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) August 3, 2018
昔こんなツイートをしましたが、一例をあげるとこんな感じです。
海外で積立てると日本であるのと全然違う結果になります。
海外積立やオフショア保険については、話し出すと3時間くらいかかってしまうと思うので、ここでは割愛しますが、
詳しくはYoutube動画「オフショア保険の教科書」で話しているので、興味のある人は見てみてください。
老後資金を作りたいならiDeCoや積立NISAもあり
ただ国内にも優れている制度はあって、それが「iDeCo」と「積立NISA」です。たぶん、見聞きしたことはあるけど、詳しくは知らない人も多いと思います。
ここも長くなるのでまた今度詳しくまとめようと思いますが、めちゃくちゃザックリというと
年金だけでは厳しいから、老後資金を個人で作るための国が作った救済策。色んな税制面で優遇するから、これ使ってみんな各自それぞれでなんとかしてね。
という制度です。
現状、日本で積立をやるならこれらを使うのが最強です。
ただ、限度額があったり引き出しに制限があったりするので、そのあたりは事前にしっかり勉強して気を付けておきましょう。
てか「iDeCo」て本当に良いの?
✔️掛金が全額所得控除
✔️運用益は非課税
✔️受取時は公的年金控除
✔️退職所得も控除メリットだけ見ると何か良さそうやけど「60歳になるまで引き出し不可」ていうのがめっちゃ引っかかる、、、
積立額とか始める年齢にもよるけどさ。
超長期すぎて疑問。— 三村🥦海外金融プレイヤー (@MimuraKeisuke) June 19, 2018
このように、僕はiDeCoは思うところがありまだ使ってません。今後気が変わって始める可能性は全然ありますが、今のところ積立NISAだけ活用します。
iDeCoについても初心者向けに解説しているので、失敗したくない人はぜひ目を通してみてください。かなり参考になると思います。
自分から学ばない限りいつまで経っても抜け出せない
というわけで、日本の積立保険をやるくらいなら、他にいくらでも効率の良いやり方があります、という話でした。
保険は人生3大支出の一つでもあり、期間も何十年とかけて払うものです。それなのに、学校では正しい知識を教えてくれず、社会に出てからも保険会社に洗脳されて間違った資産運用のしかたをしたり、カモられたりする人が多いのは残念です。
時間とお金を無駄にしないためにも、自分でしっかり知識を掴みにいってリテラシーを高め、効率の良いお金の増やし方を実践しましょう。
自分が出来たら、仲の良い友達とか親族とか、自分の周りの人間だけでも共有してあげることでカモられずに済みます。そういうのが大事なんだと思います。