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【比較】インベスターズトラスト(ITA)とプレミアトラスト(PA)の違いとは?【元本確保型で比べてみた】

どうも、ミムラです。

海外積立で人気のある商品のひとつが、元本確保型の積立保険です。

満期時には最低元本以上のリターンが期待できるので、リスクを出来る限り抑えながら海外で資産形成したいという人に人気です。

そんな元本確保型積立ですが、日本人でも入れる保険会社と商品は次の2つです。

  1. インベスターズトラスト(ITA)社の「S&P500インデックス」
  2. プレミアトラスト(PA)社の「プロベストPP」

今回は、この両者を比較してみたいと思います。

【保険会社で比較】インベスターズトラスト(ITA)とプレミアトラスト(PA)

会社名 インベスターズトラスト

プレミアトラスト

HP https://www.investors-trust.com/jp/ https://premiertrustglobal.com/?lang=ja
通称 ITA PA
業態 保険会社 信託会社(保険会社PAグループに属する)
会社本籍 英領ケイマン諸島 英領ヴァージン諸島
創業 2002年 2007年(PAグループは2005年)
格付け A.M. Best B++
Moody’s AAA
資産管理 バンク・オブ・アメリカの信託口座 スイス・ユニオン銀行(UBS)の信託口座

 

どちらもオフショア(税制優遇された地域)に本籍を置く会社です。

インベスターズトラストのほうが5年ほど歴史は古いですが、ほぼ同じです。

格付けに関してはインベスターズトラストはAMベストとムーディースから獲得していますが、プレミアトラストは未獲得です。

その理由は、プレミアトラストは運用資金の管理を直接していないためです。

インベスターズトラストは、顧客から預かった資産をアメリカ最大級の金融機関であるバンク・オブ・アメリカの信託口座で管理していますが、

プレミアトラストの場合は、顧客の資産をまずセイブルトラストという第三者機関をたてて、そこがスイス・ユニオン銀行(UBS)の信託口座で管理しています。

ちなみに、プレミアトラストへの格付けはまだありませんが、信託銀行であるユニオン銀行(UBS)は、以下のように高い格付けを獲得している金融機関です。

  • S&P A-
  • Fitch Ratings A+

【元本確保商品で比較】インベスターズトラスト(ITA)とプレミアトラスト(PA)

両社とも元本確保型の積立プランが用意されているので、商品で比較してみます。

会社名 インベスターズトラスト(ITA)

プレミアトラスト(PA)

商品名 S&P500インデックス プロベストプリンシパルプロテクション(プロベストPP)
最低積立額 月200ドル~(約2万円~) 月200ドル~(約2万円~)
満期 10年、15年、20年 10年、15年、20年、25年
通貨 ドル ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル
契約可能年齢
  • 10年満期 18~60歳
  • 15年満期 18~55歳
  • 20年満期 18~50歳
18~80歳
インデックス選択
  • S&P500
  • S&P 500[$€£]
  • S&P Asia 50[$€]
  • EURO STOXX 50[$€£]
  • MSCI Emerging Markets IMI[$€£]
  • MSCI ACWI IMI[$]
  • FTSE 100[£]
  • MSCI EAFE[€]
  • MSCI World[£]

※このうち最低20%から最大で5つ選択可能

ロイヤリティボーナス
  • 1~10年目 拠出金の10%
  • 11~15年目 拠出金の8%
  • 16~20年目 拠出金の8%
  • 21~25年目 拠出金の8%
元本確保比率
  • 10年満期 100%
  • 15年満期 140%
  • 20年満期 160%
  • 10年満期 125%
  • 15年満期 140%
  • 20年満期 150%
  • 25年満期 160%
年間管理手数料
  • 10年満期 2.0%
  • 15年満期 1.7%
  • 20年満期 1.1%
  • 1~10年目 1.9%
  • 11年目~ プラン期間中0.75%
プラン手数料 10ドル/月 5ドル/月
資産管理手数料 アカウント残高0.125%/月 ファンド残高0.125%/月
クレジットカード手数料 無料 無料
解約手数料 イニシャルユニット残存期間相当額 解約時の残存契約年数に基づく年間管理手数料相当額

ITAとPAの元本確保プランにおける5つの違い

違いとしては、PAの特徴から見た方がわかりやすいかと思います。以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

  1. PAは積立通貨がドル以外にも選択できる
  2. PAはインデックス選択・組み合わせができる
  3. PAはロイヤリティボーナスがある
  4. PAは満期10年で元本確保125%がつく
  5. PAはプラン手数料月額がITAの半額

最大の違いは、ITAはS&P500インデックス100%なのに対し、PAはインデックスを自分で選択して組み合わせることができるという点です。

8つのある以下のインデックスの中から、最低20%比率(最大で5つまで選択可)で組み合わせることが可能です。

  1. S&P500:S&Pが算出しているアメリカの代表的な株価指数
  2. S&P Asia 50:S&Pが算出している先進国、新興国(エマージング)を含む約30か国の株価指数
  3. EURO STOXX 50:STOXXが算出する、ユーロ圏12カ国の上位銘柄により構成される株価指数
  4. MSCI Emerging Markets IMI:米MSCI社が提供する新興国23カ国の、小型株式も含む株価指数
  5. MSCI ACWI IMI:米国のMSCI Inc.が算出している世界の株式を対象とした株価指数
  6. FTSE 100:ロンドン証券取引所(LSE)における株価指数で、英国の代表的な株価指数
  7. MSCI EAFE:米MSCI社が提供する先進国24か国、新興国(エマージング)21か国、フロンティア国25か国の約70か国の株価指数
  8. MSCI World:米MSCI社が提供する先進国23カ国に上場する大・中型株を対象した株価指数

例えば、ITAのS&P500と同じくどれか1つに絞って100%でもいいし、例えば3つ選んでS&P500(50%):EURO STOXX 50(30%):MSCI World(20%)とかでもOKです。

途中変更ができないので、これは契約時に決める必要があります。

S&P500というのは米国市場だけですが、欧州や新興国のインデックスも組み合わせることができる(より分散できる)のが、PAのプロベストPPの魅力でもあります。

両商品の魅力はなんといっても「元本確保型」

両商品の魅力はなんといっても「元本確保型」

ITAの「S&P500」、PAの「プロベストPP」魅力はやはり、元本確保型であるという点です。

これは、満期時には設定された元本確保比率が償還されます。

例えば、両方とも15年満期プランなら「元本確保140%」なので、最低元本の140%は償還されることになります。

もうこの時点で、日本の積立て商品では考えられない返戻率です。日本の積立だと今は107%とかがMAXだったりします。

しかも、さらにこれらの商品はこの元本確保比率が最低ラインなので、例えば15年満期契約だと、成績次第では140%以上の返戻金も期待できます。

利回りとしては4%~4.5%をイメージしておくといいでしょう。

元本保証と勘違いしないよう注意

ただ、一つ注意しておかないといけないのは、「元本確保」であって「元本保証」ではないという点です。

ITAとPA両社とも「元本確保型」の商品なので、満期までに解約したり引き出そうとすると、元本割れする可能性があります。

さらに、途中で積立額を減額すれば、満期時の元本確保はなくなります。

契約時に、「何年満期」で「毎月いくら積立てる」というのを決めるわけですが、ここで冷静に無理のないプランを立てることが大切です。

元本確保と元本保証の違いについては、以下の記事でまとめています。

【海外積立】元本確保vs元本保証!違いを理解した上で投資しよう。こんにちは、ミムラです。 海外積立も含め、複数のオフショア投資を実践中です。 さて今回は、タイトルにもある通り以下のテーマで...

ITAとPAどっちの商品がおすすめ?

ITAとPAどっちの商品がおすすめ?

ITAの「S&P500」、PAの「プロベストPP」ですが、商品スペックの純粋な比較だけで言うと、手数料も安くロイヤリティボーナスの付くPAの「プロベストPP」が上です。

例えば、PAで「S&P500100%」でインデックスを組めば、中身はITAのものと同じでも、それより安い手数料でボーナス付のものが作れるからです。

でも、それでもITAの元本確保型商品を選ぶ人が多い理由は、やはり格付けという信頼性と、歴史が少しとはいえ古いだけあって実績という面でしょう。

格付けがないうえに、歴史的にもまだ10年ちょっとの信託会社では不安……という気持ちは、たしかにわからなくはないです。

もしくは、ITAの方が日本では知名度として高いので、単にPAにも似たような商品があることを知らない人も多いのだと思います。

いずれにせよ両社とも、監査機関からしっかりと監査を受けている会社として透明性も高く、資産管理の信頼性においてはまったく問題はありません。

もし倒産したらどうなるの?

もちろんリスクがゼロか?というと、それは無理な話です。日本の保険会社や証券会社がリスクゼロでないのと同じように、経営破綻や倒産リスクはあります。

ただ、もしそうなったときも顧客の資産に影響はありません。

これらの海外保険会社は、それぞれ大手銀行の信託口座に顧客の資産を置いているので、万が一倒産した場合でも時価総額で100%保全されます。

人からのおすすめではなく自分で納得する方を選ぶ

人からのおすすめではなく自分で納得する方を選ぶ

あなたの紹介者がクズ野郎なら、たぶん自分のコミッション報酬の高いほうにうまく誘導しようとしてきます。

他社のリスクを挙げたり悪い噂をいろいろ吹き込んだりしますが、話半分に聞いておくくらいでOKです。

結局は投資は全部自己責任なので、最終的に自分で選んで納得できるほうに決めるのが一番に決まってます。

どちらにせよ、保険会社(信託会社)としては歴史は浅いながらも実績としては十分です。

さすがに全世界をマーケットにしているだけあって勢いもありますし、これから数十年後には誰もが知る世界的な保険会社になっているのではないかと個人的には思います。

 

というわけで今回以上です。

元本確保タイプの海外積立を検討している方は、自分の好みなほう、自分の目的や計画に合うほうを選びましょう。今回の記事がその一つの材料になれば幸いです。

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