資産形成

海外積立で代理店(IFA)を介さず直接契約?心配?ITAのS&P500の場合

どうも、新型コロナウイルスよりもデマに流されて思考停止で紙製品を買い漁っている人が怖い、ミムラです。

今回は、海外積立で代理店(IFA)を経由せず契約するケースについてお話します。

日本人でたぶん一番多いケースとしては、おそらくITA(インベスターズトラスト社)のS&P500インデックスという積立商品の場合ではないでしょうか。

一般的な海外積立でIFAを経由する理由

一般的な海外積立でIFAを経由する理由

基本的に、海外積立では以下のような経由が一般的です。

お客さん紹介者IFA保険会社

日本のように保険会社と直接契約することはできず、間にIFAが入って契約することになります。

その際に、多くの人はIFAをのコネクションを持っている紹介者(ブローカー)に依頼して、間を取り持ってもらいます。

これが、ITAのS&P500の契約の場合は、こうなるケースがあります。

お客さん紹介者保険会社(ITA)

IFAを契約せず、紹介者(ブローカー)がITAとの契約を代理で行ってくれます。

これをintroduce制度と言います。

なぜITAのS&P500はIFA経由じゃなくていいの?

なぜITAのS&P500はIFA経由じゃなくていいの?

なぜインベスターズトラスト(ITA)のS&P500がIFAを経由せず直契約が多いかというと、結局積立てているのは100%米国のS&P500インデックスだからです。

IFAは一任勘定で運用を行ってくれる機関ですが、インデックス積立なら誰でもできるし誰がやろうが結果は同じなので、IFAの実力云々は関係ありません。

保険会社はIFAへの手数料もイントロデューサーに回すので、ブローカー的にもコミッション報酬が良く、つまり美味しいわけです。

このことは以下の記事でも詳しくまとめているので、参考にしてみてください。

【IFA選び方】インベスターズトラストS&P500ならIFA比較は必要なし|大事なのは運用でなくサポートでしょ。どうも、ミムラです。 先日TwitterのDMで、こんな質問をもらいました。 今回は僕の回答も含め、この話を少し深掘...

S&P500の積立はITAじゃなくても誰でも可能

ぶっちゃけ自分で証券口座開いて、S&P500の積立てできる人はわざわざ保険会社の商品を買う必要がないとも言えます。

米国のインデックスファンドを取り扱っている証券会社の口座を開設して、あとは毎月積立設定しておくだけです。

「つみたてNISA」や「iDeCo」と絡めれられたら、絶税効果も相まって尚良しです。

【初心者向け】失敗しない賢い積立NISAの始め方|おすすめ銘柄も紹介します。こんにちは、ミムラです。 今回は、初心者さんのために「失敗しない積立NISAの始め方」を解説します。 この記事でわかることは...

これはまったく難しいことではなく、知識ゼロという人でもネットでいくらでも初心者向けに解説してくれている記事があるので、それ見ながらやれば誰でもできます。

じゃあなぜITAのS&P500なんて商品があるのか?買う必要のないぼったくり商品なのか?というと、そうではありません。

人気なのには理由があります。

ITAのS&P500の人気が高い3つの理由

ITAのS&P500の人気が高い3つの理由

ではなぜここまでITAのS&P500は日本人に人気があるのか?というと、主な理由は以下です。

  1. 投資の知識が乏しく自分でインデックス積立てができない
  2. 自分でインデックス積立てを行うのが面倒くさい、時間がない
  3. 手数料を多少払ってでも安全に利益を確保したい

①と②の人にとって、海外積立はかなりメリットのある投資商品です。

ITAに限らず、その他の保険会社の色んな商品がありますが、全自動でほったらかしで運用してくれてちゃんと利益も期待できます。

国内のクソみたいな積立保険とは大違いです。

そして③ですが、これがITAのS&P500が人気のある最大の理由と言ってもいいでしょう。

この商品は「元本確保型」であり、満期年数によって以下の返戻率が設定されています。

  • 10年満期 100%
  • 15年満期 140%
  • 20年満期 160%

もちろん元本確保なので、満期まで解約せずに続ける前提ではありますが、例えば15年満期なら最低でも140%の元本確保があります。

例えば、積立てた拠出金が500万円だとしたら、最低でも700万円は返ってくることになります。

200万円の利益はほぼ約束されているようなものです。これは物凄い安心材料ですよね。

さらにインデックスの推移によってはこれ以上の返戻も期待できます。

自分でS&P500を積立てることもできますが、この元本確保があるのとないのとでは、投資初心者の人にとってはメンタル的に大きく変わってくると思います。

元本確保がついているかいないか。これがITAのS&P500を買うか、自分でS&P500を積立てるかの違いになります。

ITA以外の元本確保型商品については、こちらでも紹介しています。

【比較】インベスターズトラスト(ITA)とプレミアトラスト(PA)の違いとは?【元本確保型で比べてみた】どうも、ミムラです。 海外積立で人気のある商品のひとつが、元本確保型の積立保険です。 満期時には最低元本以上のリターンが期待...

ITAは日本人サポートもあるのでIFA経由でなくても心配なし

IFAを経由しないというと、中にはこんな心配をする人もいると思います。

心配さん
心配さん
万が一紹介者の人と連絡取れなくなったら、どうするの?インベスターズトラスト社(ITA)と直接やりとりしないとけないの?英語できないしめちゃ不安なんですけど。

これも、もちろん紹介者が常に間に入って、住所変更やカード変更、解約や満期時の手続きなどをやってくれるのが一番スムーズで理想的ではあります。

でも、紹介者の人と連絡がとれなくなるケースや、最悪の場合紹介者の人が死んでしまうケースだって考えられます。

その際は、契約者はITAに直接問い合わせてやりとりすることになりますが、そこまで心配しなくてOKです。

というのも、ITAには日本人スタッフもいるし、日本語サポートもあるのでとくに問題ありません。マイページから日本語で問い合わせても、ちゃんと対応してもらえます。

ふつうに考えてもらえればわかると思いますが、紹介者(ブローカー)だって中には英語が話せる人もいますが、全員が話せるかっていったらそうじゃないですよね。

彼らだって日本語でITAとやりとりしてお客さん紹介してコミッション貰って商売してるわけです。

万が一、introduce制度で契約していて紹介者と連絡がとれなくなった際は、ITAにその旨を伝えて今後の手続きなどの方法について相談してみるといいでしょう。

まとめ

ということで、ITAのS&P500ならIFAなしでの契約もOKだし、万が一紹介者と連絡つかなくなってもITAの日本人デスクがあるからとくに心配要らないよという話でした。

たまに質問がくることがあるので、すでに契約されている方でもintroduce制度などよくよく事情を知らないままの人が多いみたいです。

もし不安な方は契約してもらった紹介者に聞いてみるといいと思います。まともな人なら、万が一の手続きなどについても説明してくれますので。

【元本確保】インベスターズトラスト(ITA)S&P500のデメリット・リスクを把握しよう。どうも、ミムラです。 今回は、海外積立で人気商品の一つである、インベスターズトラスト(ITA)の「S&P500インデックス...