Twitterにワンページマン(@1pagemen)というアカウントがある。
彼がすごい。はじめて彼を見たとき、バットマンみたいだなーと思った。
警察よりもいち早く現場にかけつけ犯罪者をたたき、さらには「汚職にまみれた警察官すらも滅ぼすべき犯罪者」として立ち向かう孤独なヒーロー。そんな風に感じたんだ。
ワンページマンはこんなやつ
そもそも、ワンページマンがどんな人なのか?何をしているのか?
彼のやっていることはただ一つで、概要欄にもある通りこれだけ。
数十回「次のページ」で細かく分割し、ユーザーにストレスだけ与える記事を1ページにまとめます。
「次へ」ばかり押させるPVを稼ぐゴミサイト
Twitterをやっている人なら、一度は読んだことがあるかもしれない。「ん?」と目を引くような画像とつい興味をそそられるタイトルがつけられたプロモーション記事を。
例えばこんなやつ。
クリックすると記事サイトへ飛ぶわけだが、その記事構成がまあひどい。
記事を何十ページにも分け、続きを読むために「次ページ」をだいたい30回くらいクリックしていかないと最後まで読めない。次ページへのローディングにいちいち時間がかかる。
しかも、記事の間には広告がベタベタ貼ってあって、スクロールして読むにもも広告ばかりで見にくく、わざと誤って広告をクリックしてしまうような作りにしてある。
しかも、ほとんどの記事がタイトルから連想するようなものではなく、結局オチもないような「は?」という記事ばかりだ。
僕がよく見かけるのが、
- postfun
- trendchaser
- BUZZNET
これらのゴミサイトのプロモーションだ。見たことない人は一度見てみてほしいが、2ページか3ページ目でストレスすぎて即離脱したくなるはず。
僕自身、読みにくいサイトとはわかってはいるものの、過去何度か記事内容が気になり頑張って読み進めたことはあるが、最後まで読み切ったことはほぼない。
もはや罰ゲームレベル。
UXをまったくえていないどころか、わざとこんな嫌がらせしているのではないかとすら思ってしまう。
ゴミサイトを見たみんなの反応は共通している
もちろんそれほど人にストレスを与えるゴミサイトだから、みんな同じような意見をもっているらしい。
サイト名とURL、覚えておきます。二度と読む事はありません。
アクセス稼ぎのためとはいえダラダラとページを重ねるのはうざい。文章ももったい付けてるし。途中で読むの止めた。
「まもなく明らかになる」て最後尾くくっておきながら、「次」「次」「次」「次」「次」て一向に明らかにならないのなんと多いこと。途中でurl直接語尾の数字いじって正体つきとめましたわイライラさせる。
あったら「no good」ボタン押したい
読み手の気持ちを全く考慮していない糞サイト
2クリックで読むのやめた。そこまで引っ張れるネタなの?
UXを最悪にするための手段を限界まで取り込んだみたいな感じですごい
次へのボタンを何度も何度も押させて不親切。こんなページ要らない。不愉快!
このサイト延々と長くて結論がいつまでも出てこないからキライ。ブロックします
ここでワンページマン登場
こんなみんなの不満やイライラをぶっ飛ばすべく現れたのが、ワンページマンだ。
これらのクソ記事をすべて1ページで読めるようにまとめ直してあり、間に広告は挟んであるが、「次へ」を一度も押すことなく記事全文が読めるようにしてくれている。
Twitterに流れてくるpostfunやtrendchaserのゴミ記事のリプ欄をのぞいてみてほしい。
ワンページマンがリプで記事を貼ってくれている。
SEO的には完全アウトなスパム扱い。だがしかし
言うまでもなく、SEO的には完全なるコピーコンテンツなのでアウトだ。でもそんなのはまったく関係ない。
ワンページマンの記事サイト「次へ」を斬る!はSNSからの流入だけでもこれくらいあるようだ。
アクセスも右肩上がりなので、これからさらに有名になればもっと流入は増えると思う。
というか、postfunやtrendchaserのようなゴミサイトがゴミ記事プロモを増やすたびに、ワンページマンもその恩恵を受けることになる。
なんかすごくないこの構図。
みんなに価値を提供し喜ばれている
SEO的にはただのコピーコンテンツでスパム扱いされる記事かもしれないが、果たして無価値なのかというとそうではない。
明らかにみんなのストレスを解消している=価値を提供している。
実際、彼のリプ欄には「ありがとう」という感謝の言葉しかない。
載せきれないからこれだけにしておくが、マジで感謝しかされていない。
一部の人間からは煙たがられながらも、その実は人々に感謝され喜ばれている。そんな彼はスーパーマンではなく、まさに孤独なヒーロー「バットマン」だ。
人の役に立つコンテンツこそ最強
結局のところ、ブロガーやアフィリエイターもGoogleとか関係なしに、本質的に人の役に立つ、ストレスを解消する、楽しませる、喜ばせるコンテンツを作れる人が最強だ。
一般常識とかは無視して、人の困っていることを解消してあげる、助けることだけに意識を向けると、こういったコンテンツが生まれるのだと思う。
ワンページマンに教わることは多い。
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