こういった疑問に、経験者が答えます。
- 脱初心者のための英語発音のコツ
- 経験者が語るガチで実際に効果のあった練習方法
- 英語の発音がよくなって得したこと
こんにちは、ミムラです。
僕の英語力をまず簡単に説明しておこうと思うのですが、まずTOEICとか英検とかは受けたことないです。でも英語はふつうに話せるようになったし、日常生活ではとくに困ることはないレベルです。
英語しゃべりたい!という猛烈なパッションで勉強して、まったくのゼロ状態から約1年半で今のところまで来ました。もちろん勉強は今も継続中。
発音もネイティブレベルではありませんが、日本人が聞くと遜色ないレベルくらいには到達していると思います。実際に外国人講師からもお墨付きをもらいました。
そんな僕だからこそ、英会話教師とかプロとは少しまた違って、あなたと同じように少し前から勉強をはじめた経験者目線から、アドバイスできることがあります。
僕が発音をすごくこだわって練習した理由
まずそもそも、英語の発音が悪いと伝わりません。
「発音なんて悪くても一生懸命話せば伝わる」という人もいますが、たしかに表情やジェスチャーでザックリとした意志は伝わります。でも細かいニュアンスや言いたいことは難しいです。
実際に、僕の場合は発音がネックになって伝わらなくてモヤモヤした経験が多々あるので、発音はわりかし重要だと思ってます。
あと、自分の発音が良くなると、相手の言っていることも聞き取りやすくなります。
自分の知っている音や、音の繋がりから、一瞬聞き取れなくてもなんとなく脳内で予測変換されるようになり、リスニング力がかなり向上しました。
発音がよくなるとこんな素敵なメリットがあった
- 会話がスムーズになって楽しくなる
- 英語しゃべれまっせ感がかなり出る
- 洋楽がカッコよく歌えるようになる
当たり前ですが、発音が良くなると相手にスッと伝わるので会話がポンポン進められるようになります。
これ、英語を楽しく上達させるコツでもあります。英語話せてる感がすごい出てくるので、モチベーションもあがって好循環に入ります。
たまに、TOEICの点数がよくて文章は読めるけど、英語がまともに話せなかったり発音が下手な人っているじゃないですか。
もちろん仕事やビジネスで英語が必要ならそういった能力も役立ちますが、僕が欲しかったのは「英会話&コミュニケーション能力」なので、さほど必要ありません。
あとこれは余談ですが、洋楽がカッコよく歌えるようになるので日本人の友達とカラオケにいったらドヤれます。メロディに乗るので余計に発音よく聞こえます。
これだけ抑えとけ!英語の発音をよくする6つのコツ
- フォニックスで基礎を徹底する
- 色んな人の発音を聞く
- 子音をしっかり発音する
- 音に強弱つける
- 口を開く音はしっかり開く
- 音程やフロウ(流れ)を意識して真似る
本当に初心者でこれから発音を上達させたいという人は、①のフォニックスから取り組んでみてほしいです。
英語発音の基礎になるので、はじめにここを抑えたほうが効率的です。
ある程度できる人は、取り入れられそうなコツだけぜひ盗んでください。
1.フォニックスで基礎を徹底する
アルファベットごとの正しい発音を習得できます。
僕たちが学校で習った「エイ」「ビー」「シー」「ディー」…という読み方ではなく、アルファベットそれぞれの音を体系化してまとめたものです。
Youtubeでもアプリでも何でもいいので、「フォニックス」と調べるといっぱい出てくるので見てみてください。どれでもOKです。
英語圏では、幼稚園とかでこのフォニックスを教わるそうです。というわけで基礎のきなので、はじめに叩き込んでおくのがおすすめ。
ちなみに僕は『あいうえおフォニックス』で学び直しました。Youtubeビデオもよく見たりします。アリーとファジーかわいい。
2.できるだけ色んな人の発音を聞く
一人のひとからだけ勉強するのではなく、できるだけ色んな人の話し方を聞くのがいいです。
英語の発音は、アメリカやイギリス、オーストラリアなど国によっても違ったり、州によっても違ったりします。日本でいうと、関西弁や博多弁など方言がありイントネーションが違ったりするみたいな感じですね。
なので、もしかすると見本にしている人が標準的な英語ではなくクセがあったり、独特な発音が混じっていて、それをそのまま真似してしまうかもしれません。
できるだけ色んな人の話し方を聞くと、何が一般的で何が個性的なのか、ちょっとずつですがわかってきたりします。
ちなみに僕は完璧な「アメリカ英語」を目指しているので、アメリカ英語を話す人から学んだり、よくお話するようにしています。
3.子音をしっかり発音する
「R」「L」「S」「F」「V」「TH」「Z」など、子音をちゃんと発音するのも大事です。
日本語にはない音だったり、微妙に違う音だったり、混同してしまいやすい音だったりもありますが、ネイティブは子音の細かな音なども拾って聞いています。とにかく耳がいい印象です。
日本語よりも英語は音の種類が多いので、少し音が変わるだけで「ん?」となったり、まったく別の言葉になって意味がわからなくなったりします。
日本人は日本語の音だけの感覚で、子音を適当に発音したり省略してしまいがちですが、あえて意識してしっかり目に発音してみてください。
正しい音はフォニックスで学べます。
4.音に強弱つける
英語は、単語によってアクセントの位置(強調するところ)が決まっています。
さらに、文章としても、大切だから強調するところ、適当に弱めに流していいところがあったりします。
正しいアクセントや話の強弱ポイントを真似するようにすると、より発音よく聞こえるし伝わりやすくなります。
ちなみに、英語で”American accent”とか”British accent”とかいうのは、ここでいうアクセント(強調する)という意味ではなく、「アメリカ英語」や「イギリス英語」という意味で、語調とか訛りとかいう意味合いです。ややこしいですよね。
5.口を開く音はしっかり開く
例えば、「power(パワー)」という単語で説明します。
発音するときとかに、最後の「r」の音を意識しすぎて、口をあまり開けないまま「ポワrrー」のようにこもった音で発音する人がいますが、
正しくは「パ」で大きく口を開けて「エ」の口をしながら「パェワrrー」という感じです。
ちょっと文字で説明するのが難しい、わかりにくかったらごめんなさい。
とにかく英語は口を大きくあけて発音するところと、そうでないところのメリハリが大事です。
6.音程やフロウ(流れ)を意識して真似る
これは完全に僕の中でのコツなのですが、英語がうまい人と思う人の話す音程やフロウ(流れ)を意識して真似るというやり方です。
話している英語を言語ではなく、音楽として聴いてみてください。
すると、「最後にこうやって上げるんだ」とか「ここでワントーン下げるんだ」とかがわかったりして、それを取り入れていくことで僕は発音上達に繋がったと思います。
あと、ネイティブではなく「英語がうまい人」を真似してみる、というのには理由があって、というのも特に初心者の場合、いきなりネイティブを真似しようとするとハードルが高くて難しいです。
でも、「日本人で英語が上手な人」とか「向上心をもって上達している人」とかって、完璧じゃなくても自分より少し先輩なだけなので、自分も出来そうって思わせてくれるんですよね。
で、自分もその人レベルまで近づいてこれたら、次はもうちょっとレベルの高い人、というように先生を変えていって、ある程度上達したらネイティブの人をお手本にするとさらに吸収力が高まります。
本当に効果のあった英語の発音練習方法3選
- 洋楽で好きな曲を完コピする
- 定期的に自分の発音を録音して聞く
- 自分の発音をネイティブに聞いてもらう
僕も早く上達したくて色んな練習方法に手を出してきましたが、その中でもとくに役に立ったと確信しているのがこれです。
もちろんその人によって練習方法は合う合わないあると思うので、自分なりに興味のある方法があれば他にも色々試してみるといいと思います。参考にしてみてください。
1.洋楽で好きな曲を完コピする
何でもいいので、好きな洋楽の曲をみつけて10曲くらいは完コピで歌えるようになるまで練習してみてください。
大事なのは、完コピです。よく聞いて発音にズレがなくなるまで繰り返します。
というのも、8割9割くらい歌えるようになってくると、自分で勝手に雰囲気や想像で完成させてしまったりします。
そうではなく、完コピしたと思っても何度も原曲を聞き直して修正すべきところはないかチェックするといいです。
10曲歌えるようになるころには、確実に発音は上達しています。
2.定期的に自分の発音を録音して聞く
自己紹介でも何でもいいので、適当な文章を作って、それを声に出して読み上げ録音します。録音は今どきスマホのレコーダー機能でもアプリでも何でもああります。
YoutubeでTEDとかのスピーチを文字起こしして声に出して話してみるとかでもOKです。
それを毎日練習して、二週間とか一ヶ月ごとに録音して自分で聞いてみてください。
毎日やっているとあまり気付かないかもですが、一ヶ月前の録音を自分で聞いてみると「うわー下手やなー」と思うくらい上達しています。
自分で英語発音の上達を実感することで、モチベーションにつながります。実感できないとなかなか継続できなかったり、サボりがちになってしまうという人におすすめです。
3.自分の発音をネイティブに聞いてもらう
一番効果的なのはこれで、練習しながらたまにネイティブの人に聞いてもらって間違いを指摘してもらうことです。
自分ひとりで練習していても、どうしても自分の耳でしか音が聞けないので、客観的に判断してアドバイスしてくれる人の存在はとても大きかったです。
僕の場合は、短期間だけ語学留学したときの先生と友達になったので、たまに聞いてもらったり、オンライン英会話もやってるので色んな講師の人に指摘してもらったり、アドバイスしてもらったりしています。
ネイティブや英語話せる友達が周りにいないという人は、オンライン英会話おすすめです。安いし便利です。
英語の発音がよくなると楽しくなる
ということで、今回は英語の発音をよくするために僕がしてきたこと、継続していることを紹介してきました。
シャドーイングとかももちろん色々試しまたが、僕には合いませんでした。とくに初心者にはかなり難しいし続きません。やるなら一回ずつ止めて区切って真似していったほうが上達しやすいのでは?と思います。
やっぱり自分にしっくりきて楽しめる方法じゃないと、きついですよね。
僕も全然まだまだ完璧ではないし、英語力を上達させるために毎日勉強しています。とういか、勉強というよりもはや趣味レベルですね。レベルアップするのが楽しいです。
最後になりますが、英語の発音は、意識して練習しないと絶対向上しません。
まあ、おそらくこれを読んでも行動する人は1割くらいで、さらに継続する人はその中から1割くらいだと思います。これでページを閉じて終わるだけか、すぐにでも行動にうつしてトライしてみるか、すべてはあなた次第。
でも、せっかく最後まで読んでくださったのですから、ぜひ活かせるところがあればご自身の英会話上達の活かしてくれたら嬉しいです。では!
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