どうも、ミムラです。
僕はブログでもSNSでも散々、生命保険や医療保険は無駄なものが多いから、入るだけ損するよー早めに見直したほうがいいよーということを言ってるわけですが、
いくら論理的に説明したところで、
- でもやっぱり保険がないと不安……
- 万が一の時のことを考えたら心配で心配で……
という方も多いようです。
まあ人間なので気持ちはわからなくはないですが、でもそういう人に限って「不安の正体」を認知していないケースがほとんどなことがわかりました。
もしあなたも不安で仕方がないというなら、
- 一体何が不安なのでしょう?
- 何にそんなに怯えているの??
この質問に真正面から答えることができるか、確認してみてください。
勘違い!保険で将来の不安が消えると思っている人へ
はっきり言いますが、「将来の不安=保険でカバー」は愚策です。
保険で盤石な態勢を整えようとすればするほど、コストは上がり続けます。
とくに医療保険やがん保険などは、保険で病気が解決できると勘違いしている人もいます。
まあ、このあたりはメディアや企業が洗脳しまくっているので、小さい頃からそう信じ込まされてきたという、あなたもある意味被害者かもしれませんが……。
がん保険に入ってたからと言って、がんが治るとは限りません。
がんになったときに、医療費がサポートしてもらえるだけです。
それならどう考えても、事が起こってからの対策をするより、事が起こらないように予防する方が得策です。
医療保険の正しい認識、無駄さについて詳しくは上記事でまとめているので、現在加入している方や検討中の方は必見です。
漠然とした不安はそのまま永久に消えない
繰り返しになりますが、「不安だ」「心配だ」という人に限って、何を恐れているのかを自分で把握できていません。
ただ頭の中に漠然とした恐怖があるだけで、具体性がまったくないわけです。
ぶっちゃけ、不安の正体=漠然です。
人は正体がよくわからない、モヤっとしたものに不安を感じる生き物です。
その正体がハッキリ見え、何に怯えているのかが明確になれば、不安はなくなります。
なぜなら、万が一の事態もある程度想定ができるし、そうなった時にどうするか、今のうちに対策が練れるからです。
具体的な数字をあげて想定することが大事
例えば、あなたが不安ゆえに「がん保険」を解約できないとしましょう。
おそらく、
- ガンの治療には高額な医療費がかかる・・・
- 日本人の2人に1人はガンになる・・・
みたいな怖い話に感化されたり洗脳されて加入しているのだと思います。
もしくは本当にがん家系で、がんになるリスクが比較的高いという人もいるかもしれません。
でも、もし本当にそうなったときに、何にいくらかかるのか?総額でどのくらい必要なのか?
具体的な数字を出してシュミレーションしたことはありますか?
・・・
そもそも、あなたが国の保険(つまり健康保険もしくは国民健康保険)に加入している限り、民間のがん保険に入らなくても医療費の7割は国が負担してくれます。
さらに、高額医療費制度というものが適用されるため、属性によって一定額以上の医療費も国が負担してくれます。
なので、ガンになったら何百万円もかかるんじゃないか?みたいな心配をしている人もいるかもですが、絶対そんなにかからないので安心してください。
たぶんザックリですが、一般的に収入なら20万円ほど、高収入な人でも高くて50万円くらい用立てできれば十分です。
それくらいの貯蓄なら、今のがん保険に払っているお金を自分で積立てれば、数年で準備できるはず。
こういう風に、心配の正体を具体化させて、それぞれシュミレーションして対策が打てれば、不安というものはなくなります。
だって想定できてるわけですから。
それでも将来の不安が消えないという人へ
中には、それでも想定できない領域の「万が一」が起こりうるという不安から抜け出せないという人もいます。
そういう人には、逆に聞きたい。
じゃああなたは、いくらお金があれば安心できるのですか?
・・・
厳しい言い方になってしまいますが、たぶんそれすらも考えたことがないんじゃないかと思います。
ただ漠然と、1億あれば・・・とか3億あれば・・・という感じでしょうか。
ハッキリ言ってそういう人は、3億あろうが10億あろうが不安から解放されることはありません。
むしろ、保有する資産が大きくなればなるほどあなたの器では足りなくなって、不安や恐怖で押しつぶされるでしょう。
・・・
いいですか?
この世界に絶対的な安定や安心、なんてものはありません。
あるとするならば、それは資産や加入している保険などではなく、あなたの内面的なメンタルに宿ります。
世界は常に変化し、それに柔軟に対応できる人だけがうまく生きていけるようになっています。
だから僕たちにできることは、最悪の想定だけはしておいて対策を持っておくこと。
あとは、変化に対応できるだけの知識と考え方をもち、今を思い切り生きることだけです。
将来というまだ起きてもいない漠然とした不安におびえ、今を楽しめない、今を生きれないというのは本末転倒だと思いませんか?
脳内を可視化し、不安を言語化することも大事
あと金銭的な不安以外にもオススメなのが、自分の不安も含め自分の脳内を一度紙などに書き出してみることです。
以外と頭の中だけでごちゃごちゃっと考えて、いつまで経っても整理されずモヤモヤした気持ちのまま生活人が多いですが、はっきり言って超もったいないです。
脳の中身をぜんぶ吐き出すイメージで、紙に書いてみてください。
すると「あぁ自分は今これらのことで悩んでいるんだな」「これだけ不安なことがあるんだな」みたいに自分の脳内を客観的に見ることができます。これが大事。
また、書き出すということは言語化するという意味でもあります。
漠然とした不安はイメージや映像などでぼやけているので、それを言葉にしてしっかり認識するわけです。これができれるだけでも不安は多少軽減されます。
言語化できれば、じゃあこういう対策があるよねとか、最悪のケースでもこうなるだけだからまあ死にゃせんか、など脳が勝手に考えてくれます。
逆に言語化できないことが不安そのものになってるパターンもあるので、ぜひ一度騙されたと思ってトライしてみてください。
未来の概念がないアフリカ先住民の話
アフリカのとある地域には、「未来の概念がない」という原住民がいるといいます。まだ起こってもいないことは、そもそも彼らの世界には存在しないのです。
ある研究では、そんな彼らのカラダや脳を調べた結果、先進国の人達と比べて明らかにストレス値が少なくカラダの炎症が少なかったそうです。
つまり、病気もしにくく健康体で長生きしやすいというのです。
また、たしかアマゾンに住む部族だったと記憶していますが、彼らが話す言語は世界中どこの言語にも分類されず独自のルーツで出来上がった言葉を使うそうです。
その言語の最大の特徴が、現在形しかないらしいです。過去や未来を表現するものが一切ないらしく、ようするに今という概念しかないと。
彼らには過去も未来もなく、今この瞬間だけを生きています。その今がどんどん続いていくだけなのです・・・。
少しそれましたが、
もしあなたが、将来の不安に怯えそのために色んな保険に加入して、その保険料を払うために一生懸命働き続けているならば、自分で自分の首を絞め続ける負のループに入っているのかもしれません。
・・・
本記事をきっかけに、保険の見直しや加入について考えてくれる人が少しでも増えたら幸いです。
以下の関連記事も参考になればと思います。