どうも、ミムラです。
僕は数年前からよくフィリピンに行くようになってから、色んな人とつながり多くの経験をさせてもらう中で、常々思うところがあります。
それは、「フィリピン人すげえ」です。
もちろん、日本人が劣っているとかそういう話ではなく、見習うべきところ、見習っちゃダメなところ両方あります。
もしあなたが下記のようなら、この記事はきっと役立ちます。
- 仕事しんどい…やめたい…
- 毎日楽しくない…
- 老後のために頑張って働くしかない……
- あれもしなきゃ…これもしなきゃ…
僕が思うに、日本人は頑張りすぎです。何か本質的に大切なものを犠牲にしてまで、無駄に頑張っている人が多いと感じます。
勤勉で真面目と言えば聞こえはいいですけど、あなた自身がもし今「幸せじゃない」と感じているなら本末転倒です。
あなたの人生は他でもないあなたのもの。もっと楽しく行きましょう。
そのための一助になれば幸いです。
【フィリピン人に学ぶ】人生を楽しむための思考法15選
- 明日のことは今日やらない
- 数年後とか遠い未来のことは考えない
- 過去は過去、いまに関係ない
- お金は使うもの
- 食べたいものを食べたい時に食べる
- 約束は適当に守る
- 仕事は適当にがんばる
- 遅刻はふつうというか当たり前
- 家族のために働く
- 楽しそうなことにはとりあえず乗っかる
- 他人の目は気にしない
- 感情を抑えない、正直になる
- 自然エネルギーをうまく取り入れる
- 音楽かかったらとりあえずノる
- サクッと反省して後悔はしない
もちろん全員じゃないです。全員ではないですが、フィリピン人は基本みんなLazy personです。
しんどいことはやりたくないし、楽しいことは全力でやりたい。悪い意味ではなく、小学生をイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
1. 明日のことは今日やらない
僕ら日本人って、仕事に対する姿勢とかはかなり優秀です。明日でいい仕事でも、例えばもし今日手が空いてたら「今のうちにやっておくか」とか考えるじゃないですか。
でもフィリピン人はそれをしません。「明日でいいんでしょ?じゃあ今日はもうやることないし、眠いし腹減ったしスマホゲームやりたいし」みたいな発想です。
「明日でいいことを今日やる」というのは効率的にはいいですが、それが毎日ならずっと半永久的に働き続けることになります。
たまには自分にも空白を作ってあげて、何も考えない何もしない時間をもつのも大事です。
2. 数年後とか遠い未来のことは考えない
先ほどのこととも通ずるわけですが、フィリピン人は将来のことを真剣に考えていません。
厳密にいうとザックリとは考えてますが、そこから逆算して「何年後にあれしてこれして」とか綿密なスケジュールは立てません。
アフリカのとある先住民にも、「未来」という概念がないという話を聞いたことがあります。
なぜなら「未来」とはまだ起こってないことだからです。彼らには「いま」と「過去」しか現実のものと認識していません。
だからこそ無駄な不安がなく、精神的ストレスが少ないことから先進国に比べ病気になる人が少ないらしいです。
3. 過去は過去、いまに関係ない
未来もそうですが、過去のことでもくよくよ悩んだりしません。
過去のことが影響して「いま」が楽しくなくなるなんて、考えられないからです。
「もしあの時こうやってたら」「もしあの時他の道を選んでたら」なんて考えても、現状は変わりません。今出来ることをやるのみです。
4. お金は使うもの
フィリピン人は貰った給料を貯めません。とにかく使います。
計画的に使えず給料までにお金がなくなることもよくある話です。給料の前借りとかも要求します。
なので、基本的にフィリピンって給料が月2回あります。15日頑張ったら給料がもらえるって感じですね。そうしないと、30日なんて計画して使えない人が多いからです。
逆に日本人は、計画的にお金を使いましょうという教育がされてるし、貰った給料ぜんぶ使う人のほうが少ないと思います。
その計画性は素晴らしいことですが、節約しすぎるあまり、自分の人生を豊かにするものにまで必要以上に我慢をしてしまっている人も多い気がします。
死んだらお金なんてただの紙屑なので、使うべきところでは使わないと何のために働いて稼いでいるのかわからないですからね。
5. 食べたいものを食べたい時に食べる
フィリピン人は食にお金を惜しみません。一日4食でも5食でも食べたくなったら食べます。
炭水化物とチキン食べまくりです。だからみんなずんぐりむっくりな体形の人が多いです。
若い人はそれでもスリムな体形を保てている人もいますが、少し年齢を重ねると代謝が落ちて一気に太ります。
まあ肥満は健康にも良くないとは思いますが、日本人は逆にやせ型崇拝みたいなのが強すぎて、ちょっと異常な感じもします。
最近ニュースでもたまに見聞きしますが、ちょっとくらい肥満なほうが高齢になると病気もしにくいし長生きするというデータもあるくらいです。
日本ではダイエットで鬱になるとか、拒食症などに陥って命の危険が迫るみたいなことがありますが、正直もういい加減なくなってほしい。
半分くらいフィリピン人を見ならって、食べたいもの食べるのもいいと思います。
6. 約束は適当に守る
フィリピン人は約束を守りません。別に悪気があるとかじゃなく、ただ寝坊したとか気が変わったとか、そういう理由で約束を簡単に破ります。
しかも、とくに謝罪もなくダラダラと言い訳をならべます。
ようするに「自分が悪いのではない」ということを伝えようとしてきますが、中身は何もなく、ほとんど小学生みたいなもんです。
日本人からしたらとくに仕事上のアポなど、大した理由もなくすっぽかすなんて考えられないですが、フィリピンでは日常茶飯事です。
ただ、「自分もやるから相手のも許す」という感じはゆるくて好きです。
相手に厳しくなると、自分にも厳しくなりがちです。それを突き詰めるとどんどん窮屈になるだけです。
人間なんだからそんなこともあるよねーくらいのゆるい感覚を、日本人はもう少し取り入れてみてもいいと思います。
7. 仕事は適当にがんばる
フィリピン人は残業なんかしません。みなし残業なんてもってのほかです。なんなら定時の5時前になると、時計みながらカウントダウンするくらいです。
とはいえ不真面目というわけではなく、就労中は与えられた仕事はちゃんとやります。多少勤務態度はよくなくても、みんなお互い様という感じです。
日本人は「仕事なんだから」とか「社会人なんだから」とか「大人なんだから」とか、そういった「●●せねばならない」みたいな圧力が強すぎる気がします。
もちろん、そういった日本の国民性や文化が、高度成長期を支えた部分もあるとは思いますが、今はもう一度見直すべきところに来てる気がします。
でも日本って今、一人当たりの生産性は先進国の中では最下位レベルなの知ってました?
労働時間は長いのに、生産性は悪いって、ようするに今の日本のやり方は間違ってるということだと思います。
8. 遅刻はふつうというか当たり前
約束を守らないのと重複しますが、フィリピン人は時間も守りません。むしろ約束通りの時間に来る人のほうが珍しいくらいです。
言い訳は「渋滞がすごかった」しか言いませんが、ふつうの日本人の感覚からしたら「渋滞すごいのなんてわかってるんだから、それを見越して家出ろよ」です。
忙しい日本のビジネスパーソンからしたら、10分15分でも時間を無駄にされるのは避けたいところですが、こればっかりは諸外国では通用しません。
日本人も、もしかしたら分単位でスケジュール組むのやめた方がいいのかもしれません。
もっとゆったり時間を持つほうが、自分にも相手にも優しくなれる気もします。
9. 家族のために働く
フィリピンの労働者層は若い人がほとんどなのですが、みんな家族のために働いています。
だいたいみんな家族や弟、妹たちを食べさせるためにお金を稼ぐという感覚です。
日本だと、親がこどもの面倒をみるのは当たり前ですが、フィリピンでは子供たちが親の面倒をみるのが当たり前です。
産んでもらって育ててもらったわけだし、家族愛がとにかく強いのが特徴的です。
若い子供たちがみんな家にお金を入れるので、お母さんやおじいちゃんおばあちゃんは生活に困ることがありません。
日本だと、子どもを育てるのにお金がかかるから産めないという家庭もあると思いますが、フィリピンでは産めば産むだけ、働き手となって家が潤う仕組みになっています。
今の日本で同じことが可能かというと難しいかもですが、見習うべきところはあると思います。
10. 楽しそうなことにはとりあえず乗っかる
楽しそうなことがあると、全力で乗っかります。少し先の未来や、少し前の過去のことも気にせず、とにかく今目の前で起こっていることを楽しみます。
もちろん日本でも同じような人はいると思いますが、どちらかというと色々ごちゃごちゃっと頭の中で考えてしまって、行動せずにスルーしてしまう人が多い気がします。
フィリピン人のように、楽しそうなことにはとりあえず乗っかってみる精神でいると、意外な発見やチャンスがあったりするかもしれません。
11. 他人の目は気にしない
日本人はとにかく人目を気にする人が多いですが、フィリピン人はあまり気にしない人が多いです。それよりも、自分が正しいかどうか、楽しいかどうかで判断してる気がします。
セルフィー(自撮り)も大好きだし、歌うことも大好きです。むしろ、人が歌っているのなんか自分の声で聞こえないくらい歌ってます。
こういうところも、日本人が見習うところはあるんじゃないかと思います。他人にももっと寛容になれそうですしね。
12. 感情を抑えない、正直になる
感情豊かなところもフィリピン人の特徴です。面白いときは大爆笑する、驚いたときは驚く、泣きたいときは泣く。
当たり前のことですが、感情を抑え込むとそれだけでストレスになると思うので、素直に表現したらいいと思います。
日本はこれをお酒に力を借りる傾向にあると思います。
だから貯まりにたまったものが一気に噴き出して、飲み過ぎて路上で寝てる人がいたり、渋谷のハロウィンで暴徒化したりする気がします。
お酒の力を借りて一気に開放するのではなく、普段から定期的に開放してたらもっと楽しく生きられるんじゃないかなーなんて思います。
13. 自然エネルギーをうまく取り入れる
フィリピン人は田舎(プロヴィンス)出身の人が多いので、定期的に自然と触れ合うことでカラダを調整している感じがします。
とくにみんなビーチは大好きだし、山も大好きだし、本人たちはただ楽しんでいるだけみたいですが、自然エネルギーを定期的に取り入れて生きてるんだなーと感じます。
日本だとフィリピンほどの自然はないですけど、綺麗な山や川もあるし、海もあるし、ストレス発散には役立つと思います。
ずっと都会にいるとわからないかもですが、自然の中にいると思ってるより何かが回復しますからね。ぜひ行き詰ってる人は自然エネルギーを取り入れてみてください。
14. 音楽かかったらとりあえずノる
「町で音楽がかかったら一番に踊り出すのがフィリピン人」というほど、フィリピン人は音楽やダンスが大好きです。
本能的にカラダが動いてしまうのかもしれませんが、日本人にはない気質ですよね。
別にフィリピン人みたいになれというわけじゃないですが、毎日悩んでいたりイライラしていると、こんなことはできないと思うので、心の持ちようは大事です。
嫌なことがあっても不安があっても、「いまここ」を楽しもうとする気持ちが、より幸福度を高めてくると思います。
15. サクッと反省して後悔はしない
フィリピン人は悪いことをしたら反省はしますが、グズグズと過去のことで後悔している人は少ないように思います。
これはもしかしたら、「カトリック+南国」という、宗教的な要因と南国気質が合わさった特殊なものかもしれません。
反省する出来事があっても、日曜日にお祈りして懺悔して「よし!今日からまた楽しく生きていこう!」で終わりです。
一週間でリセットされ続けるので、ある意味強いですよね。日本人もこれくらいの切り替えが大事なのかもしれません。
フィリピン人の生き方にはヒントがある
日本とは文化や歴史背景のまったく違うフィリピンでは、こんな感じで自分メインの考え方や楽な生き方が当たり前です。
そしてそこには、今の日本人には欠けている「大切な何か」のヒントとなる部分があるように思います。
それは、「他人に寛容な考え方」だったり「いまここを楽しむ力」だったりするのかもしれません。
長期計画と「いまここ」のバランスだ大事
もちろん、人生設計や長期計画を立てることは大切です。
明確なゴールを決めて逆算することで、プランニングやスケジューリングができるわけだし、今やるべきことが見えてきます、
何かを成し遂げるためには、たまにはがむしゃらに頑張る時期もあるとは思います。
とはいえ、「いまここ」だけに意識を集中するということも大事だったりします。
結局僕らにとって現実は「いま」しかないわけで、過去も未来も概念に過ぎないからです。
「いま」しかないなら、そこを楽しまずしてどうするの?という話にもなってきます。
だから幸福度を高めるためにみんな「マインドフルネス」とか「禅」とかやるわけです。
ここはバランスですが、訓練次第では誰でもできるようになると思うので、興味ある人はそういった書籍も読んでみるといいです。ちなみに僕も未だ修行中です。
良いところはどんどん取り入れよう
先進国の人々がこぞって練習する、「マインドフルネス」や「禅」ですが、フィリピンではみんなデフォルトでこれが出来ている気がします。
もちろん、それと引き換えに長期計画が苦手だったり、お金を計画的に貯めたり使ったりすることができなかったり、マイナスの面もあります。
どこの国にも特色があって、みんなそれぞれ良いところも悪いところもあるわけですが、悪いところは流して良いところだけ取り入れてみるのがいいんじゃなかと思います。
悪いところばかり見るよりも、良いところを見るようにしてどんどん見つけたほうが、自分も幸せだし相手にも寛容になれます。
今の日本で苦しんでる人は、ちょっと肩に力を抜いて、フィリピン人の良い部分を真似してみてはどうでしょうか。
意外とみんな一斉にはじめたら、今の生きづらい環境も変わるかも。