どうも、ミムラです。
日本人の8~9割が加入していると言われる生命保険。万が一のリスクに備えて、毎月2万円ずつなど積立タイプの生命保険に支払っているという人も多いと思います。
こういった日本の生命保険と同じようなものは、海外にもあります。
とりわけ、オフショア(税制優遇された地域)の生命保険は、日本の生命保険とは大きく異なる点が2つあります。
どちらも日本の常識を超えるような優秀なメリットなので、日本人加入者も年々増加傾向にあります。
知らない人はまず知っておいて損はナシです。
ではさっそく本題に入りましょう。
日本の生命保険とオフショア生命保険、2つの違い
- 返戻率がケタ違いに高い
- 死亡保険金も年々上がる
上記は、オフショア保険の大きな魅力であり、日本の生命保険ではありえないことです。
違い1. 返戻率がケタ違いに高い
日本の積立型生命保険に入っている人も多いと思います。万が一の時には死亡保険金が下りて、何もなければ積立てた分は返ってくるという、あれです。
ただ日本の積立型保険は予定利率が年々下がっていて、今やもう入るメリットが見当たらないレベルで悪くなっています。返戻率が低すぎます。
日本では「保険と貯蓄は別々で考えないと搾取されるだけ」という話は、以下の記事でまとめています。
一方で、海外のオフショア生命保険は日本のとは比べ物にならないくらい、同じ金額を積立てても返戻金は何倍も大きくなります。
後ほど数字を出してシュミレーションしますが、例えば、
20年払い込みプランで、日本の生命保険の返戻率が107%程度なら、海外のオフショア生命保険なら同じ20年後なら180%程度に増えます。
違い2. 死亡保険金も上がっていく
日本の生命保険では、死亡保険金をいくらと設定したら、いつ死んでも死亡時に下りる金額は一定です。
極端な話、あなたが明日死のうが20年後死のうが、同じ保険に入っている限り死亡保険金額は変わりません。
一方で、オフショア生命保険の場合は、死亡する年齢が上がれば上がるほど、死亡保険金額も増えていきます。
これは日本では考えられないシステムです。
日本vsオフショア生命保険!具体的にどのくらい差がでるか?
では、日本の生命保険とオフショア生命保険で、どのくらい金額に差が出るのか?具体的に数字を出してシュミレーションしてみましょう。
以下の条件で比べてみます。
- 期間は40歳~60歳まで
- 死亡保険金は1000万円に設定
日本の生命保険の場合
この場合、日本の生命保険だと商品にもよりますが、だいたい以下のようになります。
- 20年間かけて毎月32,500円払込み
- 総支払額780万円
- 61歳で解約すると返戻率は97.4%ほど
- 解約時期を遅らせても、返戻率は最大で107%ほど
- 死亡保険金はいつ死んでも1,000万円
何も不幸が起きなかった場合、61歳で解約すると元本は97.4%と、ほぼほぼ返ってくることになります。そのまま解約せずに置いておくなら、最大で107%ほどに少し増えて返ってきます。
死亡保険金は前述したように、いつ死んでも設定した金額1000万円で一定です。
オフショア生命保険の場合
某有名オフショア保険会社の、生命保険商品の一例です。
- 10年間かけて毎月40,000円払込み(実際はドルベース)
- 総支払額約483万円
- 60歳で解約すると返戻率は180%ほど(70歳で280%、80歳で420%)
- 死亡保険金は41歳死亡時で1,000万円(60歳で1800万円、70歳で2400万円、80歳で3100万円)
日本とは違い10年払い込みになるので、毎月の積立額は多少頑張る必要があります。ただ、総支払額はオフショア生命保険のほうが小さく済みます。
また返戻率は、60歳解約で180%と日本とは比べ物にならないくらい高くなってまうす。さらに解約時期を遅らせることで、ケタ違いに増えていきます。
死亡保険金も、一年後死んだ場合は当初の設定通り1000万円しか下りませんが、死亡年齢が高くなればなるほど、死亡保険金も2倍3倍と増えていきます。
40歳から死亡保険金1000万円の生命保険に加入した場合
表でまとめて比較するとこうなります。
日本 | 海外オフショア | |
拠出額 | 780万円 | 483万円 |
返戻率 | 97.4%~107% | 180%~420% |
死亡保険金 | 1,000万円 | 1,000万円~3,100万円 |
もう、この差は歴然でしょう。
万が一の時に、家族やこどもにお金を残しておきたいというのなら、こういう生命保険を活用するのも一つです。選択肢として持っておいても絶対損はないです。
オフショア生命保険に加入する方法は?
日本では情報が遮断されているため、こういったオフショア生命保険会社の広告を見聞きすることはないですが、海外では街のいたるところで大々的に宣伝されています。
そして、日本人でももちろん加入することができます。
ただ年々、日本居住者が加入できるオフショア保険は少なくなってきています。その理由には様々な憶測が飛び交っていますが、一度加入してしまえば後に日本人がダメになった場合でも契約は継続なので安心です。
契約する方法としては、以下です。
- 日本非居住者になって海外で加入する
- 海外IFA(資産運用機関)にコンタクトをとって加入する
- 日本の紹介者(ブローカー)を介して海外IFAとの仲介をしてもらう
日本非居住者になることや、いきなり海外に住むとなると少しハードルが高いと思います。
また英語ができない人は、海外IFAにコンタクトを取るのも難しいと思うので、現実的には、③の日本人ブローカーを介して加入手続きをすすめる人がダントツで多いです。
紹介者(ブローカー業者)の探し方と注意点
日本人の紹介者(ブローカー業者)は、ネットで「オフショア保険」「オフショア投資」などググれば色々出てくるかと思います。
そういう人達に連絡をとってみて、具体的な内容や手続きの進め方を聞いてみるのもいいでしょう。相談は無料で乗ってくれるとことがほとんどです。
ただし、気を付けてほしいのが、悪質な紹介者(ブローカー業者)に引っかからないことです。
残念ながら、こういうクズ人間はいまだに存在します。
あくまで資産形成ツールの一つでOK
僕はべつに「オフショア生命保険は絶対得だからみんな加入しよう!」とか言ってるわけじゃないです。
こういう優良な生命保険もあるから、知っておくただけで選択肢は広がるよねって話です。資産形成においても、家族や子どものことを守る意味でも。
死亡保険だけで見ると、たしかに日本の積立保険はたしかに絶滅レベルですが、掛け捨て型の保険ならば日本のものもそこそこ優秀です。
今や外資の保険とかネット保険で、大手老舗の日本の保険会社よりも安いところはたくさんあります。
また、もし今すでに日本の保険に入っているなら、一度見直しすることをおすすめします。
それだけで大きく固定費削減ができる人もいるし、資産形成においてそのあたりが一番重要な土台だったりします。
生命保険だけでなく、医療保険や自動車保険などにも入っている人は、無駄なお金を垂れ流している可能性大なので、めんどくさいのはわかるけど、一度向き合って見直しましょう。
別メディアですが、こちらの記事も参考になるかと思います。
【保険はすべて無駄】今すぐ見直すべき保険全3種類とその理由。異論は認めない。お金捨てたいならいいけど。