どうも、ミムラです。
先日、Instagramのフォロワーさんからいい質問をいただいきました。いつも応援ありがとうございます。
その質問内容というのが、こういうものです。
マイホームを購入せず賃貸に住み続けた場合、定年退職後の家賃支払いについてはどうお考えですか?年金だけでは払えないでしょうし、働いていないと住み替えるにしても辛くならないでしょうか?
要するに、マイホームならその頃にはローンも払い終わってるから安心だけど、賃貸だと家賃払い続けないといけないし年金だけで生活するのキツくない?ということだと思います。
これ、以前にも一度同じような質問をいただいたことがあったので、もしかしたら気になってる方も多いのではと思って、ブログでもシェアしておこうと思います。
これからマイホーム購入を検討されてる方は、ぜひ一度目を通してみてください。
老後の資金を公的年金だけに頼るのは絶対やめたほうがいい
結論から言うと、老後も賃貸で全然OKです。
理由はいくつかあるのですが、そもそも根本的な認知がズレていると話にならないので、少し僕の考え方を含め、順を追って説明してみます。
まず第一に、老後資金を公的年金だけに頼ることを、僕はおすすめしていません。
もちろん年金も受け取りますが、それよりも自分で今のうちから資産形成して、老後も余裕をもって豊かに暮らせるようにしようというのが僕の考え方です。
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そもそも「老後は年金だけで安心して暮らせる」なんて、今どき誰も思ってないとは思います。
僕らの親世代とか少し前までの価値観で言うと、いい会社に入ったり公務員になって、安定した収入を得て、定年まで勤めあげて、老後は退職金と年金でゆっくり過ごす・・・みたいなのが当たり前でした。
でも今や、日本はそんな時代ではなくなっていて、
- 少子高齢化
- 終身雇用の崩壊
- 経済低迷
- 医療の発達、などなど・・・
こういった色んな要素が絡み合って、僕たち世代はこれまでの価値観ではなかなか日本で豊かな生活を送り続けることは難しくなっています。
若い世代の子も、うすうす気づいてますよね。
だからこそ去年、老後2000万円問題も話題になったし、名だたる大手企業たちが終身雇用無理になりましたと言ってるし、副業解禁する会社もどんどん増えてるわけです。
あ、ちなみに老後2000万円問題は超シンプルな解決法があるので、不安な方は今のうちに頭に叩き込んでおくといいです。
下記記事でまとめてます。
とはいえ、こういうのって今になって始まったことではなくて、自営業の人とかは今でも80歳とかでもバリバリ現役で稼いでいるおじいちゃん達いっぱいいますよね。
ようするに、「老後」というのは年齢で決まるのではなく「自分で稼ぐことができない状態」のことなので、老後を短くするのも長くするのも自分次第ということです。
マイホームだからって老後が安泰なわけじゃない
第二としては、マイホームなら老後は安心と考えているのが、少し違います。
パッと思いつく理由を並べてみます。
- ローン払い終わるころには負債化している
- 固定資産税や修繕費、管理費などのコストは死ぬまでかかり続ける
- 子どもも家を出てスペースを持て余す
- 売却も難しい
- 処分するにも一軒家の解体費用は馬鹿高い
- 不動産相続で身内が揉める可能性がある
- などなど・・・
こんな感じで、マイホームってよくよく考えたらメリットって少ないんですよ。
分かりやすくするために、シュミレーションしてみましょう。
老後マイホームが邪魔になるケース
例えばあなたが、結婚して子どももできて、35歳で新築一軒家を購入したとします。もちろん35年フルローンです。
運よく今の会社で勤め上げることができ70歳まで定年を引き延ばして、その時にローンも完済します。
いよいよ老後生活の始まりですが、その頃には家自体の不動産価値はゼロになり、あるのは二束三文の土地価値のみです。
そして老朽化した家を保つためには、修繕費・維持費なども視野に入れておく必要があります。固定資産税も毎年払い続けないといけません。
ローンを支払うために35年間働いて、やっと自分のものになったときには負債になっているわけです。
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そして、70歳ともなるとその頃には子どもも家を出ているでしょうし、あなた一人もしくは夫婦ふたりで、子どもがいない広い家に住むことになります。
もっと生活スタイルに合ったこじんまりした家に引っ越したくても、マイホームがあるのにわざわざ別の家に住むほどの資金的余裕もありません。
それなら家を売却してしまおうとしても、老朽化した持ち家は資産価値もなくなかなか売れません。売却するならかなり値を下げて叩き売り状態になります。
じゃあ解体して処分してしまおうとしても、解体費用には何百万円と費用がかかります。そうなれば、もはや無料同前で売却してしまったほうがマシです。
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さらに言うと、老後のあなたが生きている間にその問題が解決できていればいいですが、突然の病気などでなくなってしまった場合、残された家族がその問題ごと相続することになります。
遺産相続で家族が揉めることなんてよくあることですが、資産ではなく負債の相続でも誰が処理するのかという問題が発生します。
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とまあ、あくまで一例ではありますが、意外とこういったケースは少なくありません。
だったらはじめから賃貸に住んで、賃貸のメリットを享受したほうが大きいと私は思っています。
- 資産にもならないけど負債にもならない
- ライフステージに合わせて気軽に引っ越し、住み替えができる
- 子どもにも何の迷惑もかからない
- どうなるかわからない将来に柔軟に対応できる
このように賃貸なら色んな問題を解決できるし、様々なリスクコストを自分で引き受ける必要がなくなってきます。
私が親なら、こどもに面倒な問題を残したくないし、何も相続せずお金も使い切ってまっさらな状態で次の世代に託したいですけどね。
あなたはどうですか??
老後マイホームか賃貸か問題 まとめ
というわけで、今のうちからしっかり資産形成しておけば、老後は賃貸に住んでも公的年金と自分で作った資金で余裕をもちながら暮らしていけるし、マイホームよりもはるかに変化に対応しやすいよという話でした。
というか、この変化の激しい激動期の世界で、わざわざどうなるかわからない数十年先のために、今を犠牲にしてまで超絶高額な買い物をして、ローン縛りで老後まで支払い続けて、最終的に負債になるとか、意味不明ですよね。
もちろんあくまで可能性ですが、可能性=リスクです。
そのリスクを許容できるならマイホーム購入も視野に入れるといいですが、たぶんほとんどの人は難しいじゃないかと思います。
まあ、それでもマイホームに住みたいという人はいるでしょう。それはそれでOKです。
その人は自分の価値基準に照らし合わせて、金銭的価値では計れない部分の人生の豊かさを手にれるわけですから、まったく否定するつもりはありません。
今回の話はあくまで僕の考え方であって、あなたがどういう考え方を持っても自由です。
それに金銭的価値にのみフォーカスした話なので、お金を貯めたい、資産を作っていきたいという人だけ参考にしてもらえればと思います。
では!
Instagramの方もどんどん更新していくので、興味ある方はフォローと応援よろしくお願いしま-す^^
マイホームをすでにお持ちの方は、今自分の持ち家がいくらで売れるのか?下のサイトで簡単に調べられるので一度チェックしておくといいですよ。