どうも、ミムラです。
読者さんからこんな質問をいただきました。
結論から言うと、詐欺ではありません。ただし細心の注意は必要です。
今回はこの理由も含め、以下のことについて深掘りしていきたいと思います。
- なぜRL360を勧める紹介者(ブローカー)が多いのか?
- なぜRL360に関する悪い評判や口コミが多いのか?
ではさっそく本題に入りましょう。
RL360(旧ロイヤルロンドン)が売り込まれやすい理由
紹介者(ブローカー)は、保険商品を売ればIFAから報酬(コミッション)が貰えます。
そしてこのコミッションは、契約を取った「商品」と「拠出額」と「契約期間」によって決まります。
つまり、ロイヤルロンドンの契約が売り込まれやすい理由は以下です。
- ロイヤルロンドンの契約は他社に比べコミッションが高い
- 長期契約となるとさらにコミッションが高い
ようするにすべては報酬、お金目当てです。
あなたのためを思って親切で勧めているわけではないので、その点勘違いのないように。
だから、ロイヤルロンドンの長期契約(25年満期など)を勧める紹介者が多いわけで、そんなお金のことしか考えてない紹介者から契約するから、あとになってトラブルになりネット上に悪い噂が蔓延するわけです。
あと、たまに「ロイヤルロンドンのこの商品は25年満期しか契約できません」とか嘘を言って契約を取ろうとするゴミ業者がいるみたいですが、これはまったくのウソです。
5年とか10年の契約もできるので、鵜呑みにしてカモられないように注意してください。
その他、「はじめの2年は頑張って積立ててそれ以降は減額しましょう」とか、「はじめの2年だけ積立てればあとは放置でも大丈夫ですよ」とか言ってくる人もいます。
「はじめの2年だけ……」は悪徳ブローカーの常套句なので、絶対に鵜呑みにしないように気をつけましょう。
これを信じてその後大変なことになったという人も多いので、まずは正しい認識を持つこと、嘘を見抜くだけの知識をもつことが大切です。
以下の記事でもまとめているので、ぜひ目を通してみてください。
ロイヤルロンドン(RL360)自体は悪くない
とはいえ、ロイヤルロンドン(RL360)という保険会社自体はごく普通のまともな会社だし、商品も優良です。
150年以上の歴史をもつ英国の保険会社で、世界的な格付けも以下の通りトップクラスです。
- AKG B+
- S&P AA-
- Moody’s A2
でも逆に言えば、こういう歴史や実績があるから、その会社自体の信頼性を利用して、紹介者(ブローカー)が売り込みやすいというのもあります。
「商品」と「その商品を売っている人」の信頼性はイコールではありません。
そこを錯覚して言われるままいいように利用され、結果的に損する人がいるので注意が必要です。
悪い評判がたつ理由は紹介者(ブローカー)にある
いくら良い商品でも、嘘の説明をされたり説明不足のまま、自分に合わない契約をしてしまうと、結果的に悪い噂はたちます。
この場合だと、RL360(ロイヤルロンドン)という保険会社は超有名大手だし、積立商品もまともな商品です。
でも、売り込むブローカーが自分の利益のことしか考えずにお客さんをカモろうとするから、おかしなことになるわけです。
ロイヤルロンドンに限らず、海外投資商品や海外積立におちて「騙された」や「詐欺られた」などの話の大半は、その紹介者(ブローカー)がゴミだからです。
そして、日本人を騙すのは日本人であることを覚えておいてください。
海外ではよくあることですが、味方のふりして、親切なふりして近づいてくる日本人ほど、信用できないものはありません。
日本の商品はまとも?海外の商品は怪しい?
海外投資というと、怪しいとか胡散臭いとかいう印象をもつ人もいると思いますが、「日本はまともで日本以外はまともじゃない」という思考のほうがまともじゃないことに気づいたほうがいいです。
むしろ純粋に金融商品の比較で言うと、海外のほうがまともで良心的な商品が多いです。
あまり知られていないかもしれませんが、日本の商品は良心的なふりして、実はぼったくり商品みたいなのばっかりなので。保険とかまさにそうですよね。
海外の人が日本の積立保険とか中身みたら、信じられないといいます。「なぜ日本人はこんな魅力のない商品に投資するのか」と。
世界のスタンダードからすれば、何が良い商品で何がダメな商品なのかは明らかです。
紹介者(ブローカー)選びは重要
ただ、日本人は海外積立が優秀だと気付いても、やり方がわからないとか、英語ができないとか色んなハードルから、自分で相談して契約できる人は少ないと思います。
結局は、海外投資しようとなると精通している日本人の紹介者(ブローカー)を介して行うのが一般的です。
そのワンクッションがある代わりにカモにされやすいわけですが、逆に言えばそこさえ気を付けて間違わなければ問題ないどころか、アフターサポーチも含め安心して投資できます。
他責思考から脱却しよう
もう一つは、自分でもある程度知識をつけることです。
自分がまったく知識や情報をもってなくて、紹介者の言われるがままにするから、おかしなことになるわけです。
自分がある程度知っていれば、紹介者の話に嘘があればわかります。気づきます。
少し厳しいようですが、そこに「気付けない」というのはある意味自己責任でもあって、もちろん騙す側が圧倒的に悪いのですが、騙される側にも多少問題はあります。
結局、騙される人って、自分が変わらなければ何回でも騙されます。「あの人が言ったから」とか「信用してたから」とか言ったところで、痛い目を見るのは自分です。
早いこと他責思考から抜け出しましょう。