どうも、ミムラです。
今回は最近チラっと真新しいオフショアファンドを耳にしたのですが、「DOMINION(ドミニオンキャピタル)」ご存じでしょうか?
今回はこれについて調べてみたので、情報シェアします。
僕の知り合いもすでに投資している方がいるので気になっていたのですが、たしかに内容をみる限りでは悪くはないというか、なかなか良いかもというのが正直なところです。
ただ、RL360のように歴史ある会社なら過去データから実績を判断できるのですが、ドミニオンは会社自体が新しいのでそれができません。
とりあえずどんな会社なのかというのと商品の詳細解説だけに留めておきます。
興味ある方は、よかったら参考までに。
ドミニオンってどんな会社?
- 創立2017年
- グローバルトレンドを提案の中核とした投資ファンドマネジメント
- 会社規模:社員51-200名
- 非上場企業
- 本社:ガーンジー島(英国王室属領)
- オフィス:ロンドン(英国)、モンテビデオ(スペイン)
- 日本語ホームページ:https://dominion-cs.com/ja/
- Webメディア:https://news.dominion-cs.com/
- Linkedin:https://www.linkedin.com/company/dominion-cs
ガーンジー島はいわゆるタックスヘイブンです。マン島などと同じくイギリス領のオフショアですね。
ガーンジー島の特徴をまとめておくと、
- 英国王室属領
- 島全体が資産運用会社やファンドのために整備されている
- 信用格付けはS&PでAA-
- マネーロンダリング防止政策を徹底準拠していると2016年CODEから認定
税制は極めて簡素で、キャピタル・ゲイン課税、相続税、財産税、付加価値税が存在しません。銀行預金の利子に源泉課税されることもありません。
ドミニオンキャピタルの会社概要は以下です。
ドミニオン・キャピタル・ストラテジーはドミニオンのファイナンシャルサービスのプラットフォームです。当社では、効率的で最新のクラウドベースのデジタルポータルを通じてクラス最高のクライアントソリューションを提供しています。当社の目的はすべて投資家がそのファイナンシャルゴールを達成するのをお手伝いすることです。
ファイナンシャルプランニングの必要性は日々高まっています。老後、子供の教育、医療費等への備えは貯蓄の重要性を示す、ほんの一例にすぎません。そのため、専門的かつ透明性のある資産管理と多様なポートフォリオによって包括的にファイナンシャルプランニングをすることが非常に重要です。当社では、これらのことを踏まえて、国際的な貯蓄と投資のソリューションをご用意いたしました。お客様はIFAを介して、個別のニーズに応じたソリューションを設計することが可能です。
当社のシニアマネジメントチームにはファイナンシャルサービスの業界での確かな実績があり、それぞれが国際的な大手ファイナンシャルサービスビジネスで働いた経験を有しています。
当社は英国王室属領であるガーンジー島に所在し、ヨーロッパ、アジア、中東、中南米、カリブ諸国などの市場へのアクセスが容易な地地理的優位性もあります。
当社の多彩な経験を有するチームは、クライアントがその目的を達成しそのファイナンシャルゴールに適うよう手助けすることを重視しています英国王室属領であるガーンジー島に拠点を置き、ヨーロッパ、アジア、中東、中南米、カリブ諸国ななどの市場へのアクセスが容易な地理的優位性を享受しています。
豊富な知識と経験を有するチームが、お客様のファイナンシャルゴールを達成できるよう包括的にサポートします。
ドミニオンキャピタルの商品は2つ
商品は以下の2種類です。
- MY SAVING STRATEGY(マイセービングストラテジー)
- MY INVESTMENT STRATEGY(マイインベストメントストラテジー)
❶はいわゆる変額保険の海外積立です。RL360のクアンタムや、ITAのエボリューションと似たような感じです。
➋は情報が少ないのでハッキリとわかりませんが、おそらく一括投資可能な商品かと思われます。まとまった資金がある人、短期的に投資したい人向けだと思います。
で、
今回は僕の知り合いが投資している積立商品である❶MY SAVING STRATEGY(以下MSS)について色々聞いたので、どんな商品なのか?まとめておきたいと思います。
MSSってどんな積立商品?
- 5~20年向けの積立型プラン
- 最低拠出金は月額250米ドル~、年額3000米ドル~
- 最低一括拠出金額は1500米ドル~
- 支払い方法はクレジットカードか銀行送金
- クレジットカードはVISA、Mastercard、Amex、JCBに対応
- 手数料が他社よりも安い
- 申込み~管理までインターネットで完結
- 初期口座(~2年以内)で解約しても償還率は高め
- ファンドは自分で選べてスイッチング無料
- 信託手数料ゼロ
手数料体系としては、初回にセットアップ費用として25米ドルかかります。また管理手数料は契約年数に合わせて以下のように下がっていくシステムです。
契約年数 | 年間管理手数料 |
---|---|
5年 | 2.65% |
6年 | 2.15% |
7年 | 1.85% |
8年 | 1.65% |
9年 | 1.50% |
10年 | 1.35% |
11年 | 1.23% |
12年 | 1.17% |
13~14年 | 1.16% |
15年以降 | 1.15% |
ちなみに、ファンド変更、積立遅滞、引き出し手数料は無料です。
この手数料をRIY (パフォーマンスに対する手数料の影響)で見てみると、他社有名どころの積立商品よりも安いよ!というのがこの商品の売りっぽいです。
RIY(月額1000米ドル×15年、年利+5%の場合) | |
Dominion | 1.31% |
ITA | 1.51% |
RL360 | 1.93% |
Hansaard | 2.08% |
Generali | 1.96% |
Old Mutual International | 1.76% |
また、早期解約時の償還価値も売りにしています。
例えば1年目(初期口座)で積立解約すると、ふつうのこれまでの積立商品だったら1円も戻ってこないのが当たり前でしたが、MSSは1年目から万が一解約しても多少戻ってくるようです。
例えば先ほどと同じく、月額1000米ドル×15年、年利+5%の場合で見ると、一年目で解約したときには拠出金12000米ドルに対して3173米ドル償還されます。
こちらもRIYを他社と比べると以下のようになります。
RIY(月額1000米ドル×15年、年利+5%の場合) | |
Dominion | 1.40% |
ITA | 1.51% |
RL360 | 1.93% |
Hansaard | 2.08% |
Generali | 1.96% |
Old Mutual International | 1.76% |
まあようするにドミニオンの魅力ポイントとしては、
実績はこれから見て判断してもらうしかないけど、うちは手数料が業界最安値だから当然パフォーマンスにも直結するよ!
ということだと思います。まあたしかにそれは一理あるかなと。
・・・
ちなみに、いちおうドミニオンが保有するファンドをジャンルごとに過去6年間のバックテストパフォーマンスも見てみましたが、全然悪くはなかったです。
めちゃくちゃ種類があったので一概にどのくらいとは言えませんが、バランス型のファンドで言うと利回り6~9%と言ったところでしょうか。
もっと株式中心のアグレッシブだとテスト結果はもっと良かったし、債券中心の比較的低リスクのものだともっと当然下がります。
ファンド選択は自由なので、このあたりはIFAと相談しながら決めていくことになります。
ちなみに僕もお世話になっているジャンボさんだと、ファンドのスイッチングは年15回まで無料で信託手数料はゼロみたいです。
ドミニオンキャピタルの評価
今のところ実績は未知数ですが、商品の中身や手数料体系は悪くないというか、他社と比べても魅力的な部分ではあります。
ただし手数料が低いというのはファンドを自分で選ぶ手間もあるので、初心者の方にとっては一任勘定でできないのは若干ハードルは高いのかなという印象。
ある程度分かる人なら自分で色々選べて細かいカスタマイズもできるので楽しいかもですね。
とはいえ、2017年設立の新しいファンドだけあって、さすがにオンラインで完結するようになっていて、ホームぺージも各国の言語に対応しているし、もちろん日本語対応もあります。
ただし、パンフレットが英語版しかないのでちょっとわかりにくいかもです。僕も詳細もっと知りたいのでとりあえず日本語パンフともっと詳しい資料ないか問い合わせ中です。
また耳より情報や詳しいことがわかればシェアしたいと思います。
ではまた!