どうも、三村です。
VALUとタイムバンクの違いがようわからん!
という人のために今回は、それぞれ違いや特徴を簡単に表でまとめてみました。
まずはざっくりと全体像を掴んでもらったうえで、
それぞれの違いについて補足を入れながら解説していきたいと思います。
これさえ読めば、あなたも意中の女の子に
質問されたときにはドヤ顔で返せるようになるでしょう。
VALUとタイムバンクの違いを一覧表でまとめてみた
まず全体像として、分かりやすいように表でまとめてみました。
まあざっくりとですがだいたいこんな感じ。
サービスから みた違い |
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ユーザーから みた違い |
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発行者側から みた違い |
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んじゃここから、それぞれについて少し詳しくみていきましょう。
サービスとしての違い
1. 「応援」か「時間」か
まず、何を「価値」として発行したり取引したりするサービスか?という点で双方は違います。
VALUはその人の「信用」や「期待」をVA(株式みたいなもの)として発行し、その人を応援したい人たちが出資して資金調達が可能になるというシステム。
つまり、売買されるVAはその人を「応援する気持ち」です。
一方で、タイムバンクは発行者が自分の「時間」を秒単位で売り出します。
売買されるのはその人の「時間」そのものであって、購入したユーザー側はその時間を使うこともできるし、もしくは値上がりを待って他に欲しがっている人に売ったりもできます。
2. ビットコインか円か
あと、細かいところですがサービス内で取引する通貨として、
VALUはすべての取引がビットコインで行われますが、タイムバンクは日本円で行います。
ただこれは現段階であって、タイムバンクは今後円以外にも
ビットコインやその他のトークンなども選べるようになっていくみたいですよ!
ユーザー側から見た違い
1. 資産価値があるかどうか
僕たちユーザーの立場からしてやっぱり一番違うのは、
売買するモノに「資産価値があるかどうか」でしょう。
タイムバンクで取引される専門家の「時間」は、
条件の秒数を満たせばその専門家のリワードと交換することができます。
リワードの内容は人によって違いますが、
誰でもその専門家の時間を「占有できる」という有限の権利を売買することになります。
なのでこの有限の権利(=時間)には資産価値があるといえます。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke3.png” name=”三村” type=”l”]例えばですけど、「タモリさんに相談できる権利/1時間」これってすごい価値じゃないですか?
色んな動機から欲しい人はいっぱいいるでしょうし、普通にタモリさんを講演呼ぶとしたら一時間いくらとか試算できると思います(ないけどw)
しかも、本当にタモリさんと話したい目的で時間購入した人なら、時間としての価値が上がろうが下がろうが関係ないはず。リワードとして使えますからね。
このあたりがタイムバンクの強みでもあります。
[/voice]
一方で、VALUのVAに資産価値があるのか?というと難しいところです。
強いて言えば、「優待がついてて必ず実行される」ならアリかもしれないですね。
VALUにもタイムバンクのリワードと同じような「優待」がありますが、これはつけてもつけなくてもOK。任意です。(実際のところ優待ない人のほうが多い)
しかもこの優待、強制じゃありません。
発行者側からすれば優待設定したとしても必ず実行しないといけないわけじゃないし、
何のリターンも用意しなくても資金が集まるわけです。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke2.png” name=”三村” type=”l”]優待のついてないVAはただの石ころになる可能性あり。[/voice]
しかもこの優待は人によって内容がさまざまで、中には金額に試算しにくいような内容もけっこうあったりします。(そもそもVALUの優待は「金銭的な価値があるもの」は禁止されてます)
なので一概に「この人のVAは優待付きだから資産価値がある」とも言えません。
2. 法人が活用しやすいかどうか
もう一つの違いは、ユーザーとして法人が参入しやすいかどうか。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke2.png” name=”三村” type=”l”]つまり実社会での需要があるかどうか![/voice]
タイムバンクの発行者側である専門家のリワードには、
講演依頼やコンサルティングなど企業も活用しやすい内容もたくさんあります。
資金的にも個人より企業のほうが有利でしょうし、
現に企業がリワード目的で時間を購入しているケースもあります。
一方で、VALUの場合は優待が強制じゃない点、決済がビットコインという点で
法人がなかなか入ってくるような環境じゃありません。
ほとんどが個人でVA発行者のファンが
その人を応援するために出資しているケースがほとんどです。
発行者側から見た違い
1. 発行者になるハードルの高さ
発行者側として登録するためのハードルの高さがまず大きく違います。
VALUは基本的には誰でも自分のVAを発行して売ることができます。
まあ売れるか売れないかは別にして。
なので、参入ハードルとしてはかなり低め。
一方で、タイムバンクは時間発行者として登録するためには
いくつかの審査条件をクリアしないといけません。
しかもこの審査、結構ハードル高めです。
とくにSNSやウェブ上で何かしら情報を発信していない人には厳しいです。
タイムバンクの審査申請、スコア基準について詳しくはこちらをチェック。
[kanren postid=”9553″]
2. 発行者としての責任感が違う
先ほどもお話ししたように、VALUでは優待をつけてもつけなくてもOKです。
しかも優待は強制じゃないので、発行者側がかなり有利といえる状況。
一方でタイムバンクのリワードは、時間発行者が必ず設定しないといけなくなっています。
さらに規定の秒数さえ保有していれば、価格がどうなっても個人でも法人でも使うことが可能です。
また退会する際の規定も双方のサービスは違います。
VALUの発行者は申請すれば3カ月ほどで退会可能。
つまり、発行者の意思次第でそのVAは一瞬で無価値になる可能性があります。
一方でタイムバンクの場合、時間発行者が個人的な理由で退会する場合には、タイムを保有しているユーザーは賠償金を請求することができます。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke2.png” name=”三村” type=”l”]リワードと退会時の賠償。
タイムバンクのほうが発行者として登録するとき覚悟が必要![/voice]
リスクとリターンの関係性を考えてみた
それぞれのサービスで、発行者側とユーザー側のリスク&リターンはこんな感じ。
そうです。
発行者サイド激熱です。
サービスが普及していく上でインセンティブは大切な要素の一つです。
みんなにメリットがないと、
一部だけにメリットがあるようじゃ成立しないですもんね。
そういう意味では、
とくにVALUはどう考えても発行者が有利すぎるかなと思います。
ユーザーはただその人を応援したくて(優待目的もあるかもですが)VAを買う。
でも発行者側は「こんなことやろうと思ってます!」とか言っても、実際にやるかやらなかは自由。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke3.png” name=”三村” type=”l”]例えばあなたがVA発行して、当初の目的をスルーして集まったお金で海外旅行行こうがキャバクラ行こうが勝手なわけです。
もっと極端に言えば、やろうと思えばいつでも出資金もってトンズラできちゃいます。退会規定も甘いから。(今後一切の信用はなくなりますが)[/voice]
VALUユーザー側 →ハイリスク&ローリターン。
VA発行者側 →ノーリスク&超絶ハイリターンw
……これはどうにかしないと
今後普及していくには厳しいんじゃないかと思います。
VALUとタイムバンクの共通点は?
ここまでそれぞれのサービスの違いについてお話ししてきましたが、
もちろん共通点もたくさんあります。
簡単にまとめておきます。
[aside type=”normal”]2つのサービスの共通点
- お金以外の価値を可視化した新しいサービス
- 売買して利ざやで儲けることも可能
- どちらも有価証券ではない(金融商品取引法の制限を受けない)
- 株のような空売りはできない
- 発行者が死んだら価値ゼロになるリスク
- ユーザーよりも発行者側が圧倒的に有利
- 流動性がまだまだ低い[/aside]
VALUとタイムバンク、どちらも表面上似てるためかよく株式に例えられたりしますが、
VAもタイムも有価証券じゃないですからね。
ここちょっと注意。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke2.png” name=”三村” type=”l”]有価証券ではないということは金融商品取引法の制限を受けない![/voice]
つまり株式市場では禁じられてることもここではホワイト(もしくはグレー)。
税金面でももちろん雑所得扱いになります。
あとは、タイムバンクでは賠償金請求とかできるって言いましたが、
発行者本人が例えば突然死んでしまうケースだって全然考えらえます。
[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2018/02/mimurakeisuke3.png” name=”三村” type=”l”]こればっかりはどうしようもない……[/voice]
死んでしまったら資産価値としてゼロになるので、このあたりはリスクですねー。
あと、どちらも流動性がまだまだ極端に低く買い手が見つからないことも多々あります。
売りたい時に売れないリスク。
このあたりは今回の2つのサービスの違いをみても、
今後タイムバンクのほうが成長しやすいんじゃないかなーと個人的には思ってます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
途中からVALUの悪口みたいになっちゃいましたけど、全然否定するつもりとかはないですからね。
あくまで似ていると言われるタイムバンクと比べたら、ユーザー側のリスク面でもっと改善できそうなところはあるかなーという話です。
どちらにせよ大前提として、2つとも面白いサービスであることは間違いありません!
・・・
「よくわからんけどとりあえずやってみよう」はいいことだと思います。
僕もわりとそういうの多いですし笑。
ただ、まずは本質や特徴を理解したうえでやるかどうか決めるのも大事と思います。
こういったサービスは他人を巻き込んでお金が動くものなので。
ということで以上!
この記事を読んで理解が少しでも深まってくれた人がいれば幸いです。ではでは!
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