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【評価報告】投信工房の絶対に知っておくべきデメリット&それを軽く上回る6つのメリット!

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]こんにちは、投信工房で毎日100円積立をしている石田です。[/voice]

松井証券が18年ぶりに投資信託の販売を再開したとして注目を集めている投信工房。

 

「投信工房の評価はどうなの?」

 

って気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな投信工房について、デメリットやメリットなどを解説していきます。

私はロボアドバイザー5社(投信工房、WealthNavi、THEO、マネラップ、楽ラップ)で運用、比較をしていますが、投信工房は他社とは根本的な違いがあります。

投信工房で資産構築を考えているなら、絶対に知っておくべきデメリットがあるので、参考にしてください。

 

投信工房の絶対に知っておくべきデメリットとは?

 

投信工房の絶対に知っておくべきデメリットは、

 

全自動で運用してくれない

 

という点です。

実は、ロボアドバイザーは、大きく分けて2種類あります。

 

  1. 投資一任型(商品選定、資産分配、発注、リバランスなどすべて自動、丸投げ・完全放置でOK)
  2. アドバイス型(商品選定、資産分配の提案のみ、運用はセルフサービス)

 

投信工房はアドバイス型という中途半端なロボアドバイザーなので、購入やリバランスは自分で行わなければいけません。

 

[aside type=”normal”]リバランスとは

運用資産の割合を決めても、景気の動向でその割合が乱れてきます。

その乱れてきた割合を元の割合に戻すことです。

投信工房では8つの簡単な質問に答えるだけで、運用資産の割合を決めてくれます。

例えば最初の割合が、日本株・外国株・日本債券・外国債券を各25%にしても、景気の動向で割合が崩れてきます。

割合が大幅に崩れた時や定期的に元の割合に戻すことで、高値で売って安く買うことができるので効率的に資産構築できます。

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そもそもロボアドバイザーで資産構築する最大のメリットは、投資初心者でもプロの投資家レベルの運用ができる事ですが、

 

一番手間のかかるリバランスは、自動ではやってくれません。

 

預かり資産、利用者数ともにナンバーワンのWealthNaviはすべて全自動で運用してくれます。

 

ロボアド預かり資産・利用者数No.1 WealthNaviの詳細はこちら

 

もう一つ、ついでに言わせてもらうと、「投信工房」というネーミングはどうなんでしょうか?

ロボアドバイザーなのに、テクノロジー感は全くナシで渋すぎです。

[aside type=”normal”]P.S 自動リバランス機能が追加

投信工房では2017年12月23日から、自動リバランス機能が追加されました。

アドバイス型のロボアドバイザーで、リバランス機能があるのは異例で投信工房が初です。

投信工房にリバランス機能が追加されたことにより、投資一任型のロボアドバイザーと、ほとんど機能が変わらないのに手数料がメチャクチャ安い最強のロボアドバイザーになりました。

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[aside type=”warning”] 投資一任型のWealthNaviは定期的なリバランスや株価の暴落時のリバランスを全自動で行ってくれますが、投信工房はリバランスする日を自分で設定しないとリバランスしてくれません。

株価の暴落時のリバランスも対応していないので自分で行いましょう。

ボタン一つで簡単にリバランスできますので。[/aside]

ここまで、投信工房のデメリットを上げてみましたが、これらのデメリットを軽く上回るロボアド最強のメリットがあるので紹介します。

 

投信工房の6つのメリット

メリット1. 手数料がロボアドバイザー最安値

引用元:https://www.matsui.co.jp

投信工房の最強のメリットは、手数料の安さです。

 

国内のロボアドバイザーでは、ダントツ最安値です。

私が運用している5社で比較してみると、

 

手数料
0.38%
1.0%
3000万円以上は0.5%
1.0%
3000万円以上は0.5%
1.0%前後
0.990%

 

他社のロボアドの半額以下で、コスパは最強です。

しかも一番高いポートフォリオの場合がこの手数料なので、もう少し安くなる可能性があります(私の投信工房の手数料は0.3791%)。

 

この手数料を甘く見てはいけません。

 

たった数%の差が、長期で運用すればするほど、資産が増えれば増えるほど、運用成績に大きな差が出てきます。

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]この手数料が販売する会社の大事な収入源なので、ちょっとでも高く手数料を取りたいはずですが、極限まで手数料を抑えている投信工房は、さすが松井証券といった感じです。[/voice]

 

メリット2. 100円から積立投資ができる


引用元:https://www.matsui.co.jp

投信工房の面白いとこらが、100円から毎日積立ができるところです。

 

ほとんどのロボアドの積立機能が、毎月1回1万円~というのが主流ですが(積立機能すらないロボアドもある)、投信工房は100円から毎月、毎週、毎日と積立ペースを選べます。

毎日たんたんと100円ずつ積立ていけば、最強のドルコスト平均法になるはずです。

 

[aside type=”normal”]ドルコスト平均法とは

定期的に同じ金額で同じ株や投資信託を買う投資手法です。

毎回、同じ金額で購入すれば価格が高いときはちょっとだけ買い、価格が安いときはたくさん買うことが自動でできます。

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価格がこれから上がるのか?下がるのか?

なんてことはプロの投資家でもわかりません。

誰もが安いときに買って、高いときに売りたいと思いますが、いつが底で、いつかテッペンなのかは誰にもわからないので、定期的に積立ていくことが、リスクを抑えて効率よく資産構築するコツです。

 

 

メリット3. 低コストのインデックスファンド

資産クラス 銘柄名 比率 信託報酬
国内株式 <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 14% 0.1944%
先進国株式 たわらノーロード 先進国株式 21% 0.2160%
新興国株式 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 9% 0.6048%
国内債券 三井住友・日本債券インデックス・ファンド 8% 0.1728%
先進国債券 SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 22% 0.5400%
新興国債券 eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり) 9% 0.6480%
国内リート たわらノーロード 国内リート 1% 0.2700%
海外リート たわらノーロード 先進国リート 13% 0.2916%
コモディティ i-mizuhoゴールドインデックス 3% 0.6820%
合計 100% 0.3791%

 

上の表は私の投信工房のポートフォリオの銘柄一覧ですが、

 

すべてノーロード(購入・解約手数料ゼロ)

 

インデックス投資家さん達の評価も高い厳選されたインデックスファンドです。

ちなみに、投信工房と同じアドバイス型の野村証券ゴールベースで無料診断をしてみましたが、おすすめされたファンドが、のむラップ・ファンド(やや積極的)。

のむラップ・ファンドの費用は、はっきり言ってボッタクリです。

「投信工房」と「のむラップ・ファンド」を比較すると、これだけ違います。

 

投信工房 のむラップ・ファンド
購入時手数料 0円 1.08%
信託財産留保額 0円 0.3%
信託報酬 0.38%円 1.4094%
その他の手数料 0円
  • 組⼊有価証券等の売買の際に発⽣する売買委託⼿数料
  • 外貨建資産の保管等に要する費⽤
  • 監査法⼈等に⽀払うファンドの監査に係る費⽤
  • ファンドに関する租税          等

 

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]野村証券は大手の証券会社なので、のむラップ・ファンドを何の疑いもなく利用している人がたくさんいるんでしょうね。こわい、こわい。[/voice]

 

 

メリット4. リバランス積立

引用元:https://www.matsui.co.jp

 

リバランス積立とは、最初に設定したポートフォリオに戻すように積立をする仕組みです。

 

 

通常のリバランスは、値上がりした分を売って、値下がりした分を買い増しますが、リバランス積立は値下がりしている分だけを買い増していくので、高値掴みを防止できます。

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]松井証券はこのリバランス積立で特許を申請しているようですが、前回の記事で説明しましたがウェルスナビが自動リバランス積立機能ですでに特許を取っているので、後でもめそうですね。[/voice]

 

メリット5. NISAにも対応

引用元:https://www.matsui.co.jp

 

NISAに対応しているロボアドバイザーが少ない中、投信工房はしっかり対応しています。

 

[aside type=”normal”]NISAとは

通常、利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座なら税金が0円になるお得な制度です。

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NISAについて詳しくはこちらから確認してください。

 

主要ロボアドバイザーがNISAに対応していない理由がこちらです。

ウェルスナビ

NISAのご利用はできません。
当社のサービスは最低投資額を設定させていただいていること、年2回のリバランスが実施されることの2点から、年間累計の買い付け金額がNISAで上限となっている120万円を超えることが多いと想定されるためです。

引用元:https://support.wealthnavi.com

 

THEO

NISA口座には対応しておりません。当社の運用ではお客さまの資産運用方針を維持するために毎月リバランスによる売買を行っており、一度の売買により税メリットが確定してしまう現行のNISA制度に合わないためです。

引用元:https://theo.blue/faq

 

ウェルスナビやTHEOは自動でリバランスをしてくれるので、NISAの上限の120万円を超えてしまう可能性が高いので非対応になっています。

 

NISAに対応していないロボアドが多い中、投信工房がなぜ、NISAに対応しているのか?

投信工房のHPで確認してみると、

NISA利用可能額の範囲内であれば、自動的に買付けを行います。利用可能枠が不足する場合は、課税口座(特定口座または一般口座)で積立が継続されます。年度が変わって利用可能額が設定された時点から再びNISA口座での積立が再開されます。

NISA口座で「分配金再投資コース」の残高を保有している場合、分配金の再投資はNISA口座で行います。再投資によってNISA利用可能額が不足する場合は、全額を課税口座(特定口座または一般口座)で再投資します。

引用元:https://support.matsui.co.jp

 

かんたんに説明すると、投信工房はNISAの制度を上限いっぱいまでフル活用して、税金の負担を軽くしてくれます。

 

これ、凄いと思いませんか?

 

徹底的に利用者の利益を考えてくれています。

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]私はSBI証券でNISA口座を使っているので、特定口座で投信工房を運用していますが、来年は松井証券に乗り換えようと考えています。[/voice]

[aside type=”warning”]NISA・つみたてNISAには対応していますが、ジュニアNISAには非対応です。[/aside]

 

メリット6. サポート体制が万全

引用元:https://www.matsui.co.jp

 

投信工房は、電話やメールで質問できることはもちろんのこと、

 

チャットでも質問できます。

 

私は何度かチャットで質問しましたが、返事がダイレクトに返ってきて便利です。

 

 

いろいろ質問しましたが、予想以上に丁寧に対応してくれるし回答が早いです。

これから資産運用を始めてみたいって人には、このチャットは疑問点を簡単に質問できるので便利です。

 

 

松井証券が投資信託の販売を中止した理由と投信工房で復活した理由

松井証券は、約18年間投資信託の販売を中止していましたが、投信工房というロボアドバイザーで復活してきました。

 

松井証券が投資信託の販売を中止した理由は、販売手数料を下げすぎて投信会社から商品を卸してもらえなくなったからです。

 

ひと昔前の投資信託といえば、証券会社が儲けるための商品といった感じで、販売手数料は2~3%もしました。

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/capture-20171213-222839.png” name=”松井証券社長” type=”l”]松井証券は投資信託の販売手数料を一律1%にします。[/voice]

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/kibishii_kewashii_man.png” name=”投資信託業者” type=”l”]ちょっと待ってよ松井さん、そんなことをされたら他の販売会社が困り、ウチの投資信託の販売を誰も引き受けなくなってしまう。

もう松井証券さんには投資信託を卸しませんよ。[/voice]

と利用者の利益を一番に考えた松井証券は、投資信託業者から干されてしまいました。

こちらの記事で、当時のことを詳しく書いていて面白いので、ぜひ、読んでみてください(読了時間10分)。

「ここが変だよ日本の投資信託」  松井証券社長・松井道夫氏

 

松井証券が投資信託の販売を中止して18年がたち、低コストで投資信託を販売できる環境が整ったことで復活しました。

 

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]

それにしても松井証券は、テクノロジーがまだ発展していない時代に現代の他社のロボアドの手数料と同じ1%にしようとしていたことは凄いですね。

時代がやっと松井証券の理念に追いついてきた感じです。

[/voice]

 

投信工房の毎日100円積立はこんな感じ

 

毎日100円を積立ていく設定にすると、100円をそれぞれの投資信託に振り分けるのではなく、1日1個の投資信託を購入するようになります。

 

 

[voice icon=”http://fali.jp/wp-content/uploads/2017/12/IMG-0028.jpg” name=”石田” type=”l”]

まだまだ、運用を開始したばかりで、毎日100円の積立なので投資金額はショボいですが、WealthNaviなどでも運用しているので、将来的にどんな差が出るのか?

比較が楽しみです。

[/voice]

 

投信工房の評価まとめ

私自身、投信工房・WealthNavi・THEO・マネラップ・楽ラップで運用、比較していますが、

 

投資一任型ならWealthNavi、アドバイス型なら投信工房が最強のロボアドです。

 

投信工房をアドバイス型最強ロボアドバイザーに選んだ理由がこちら

 

  • 手数料が安い(0.38%)
  • 100円から積立て投資を始められる
  • 自動リバランス積立機能
  • 積立ペースを毎日、毎週、毎月から選べる
  • NISAに対応している

 

こちらの記事も参考にどうぞ。

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投信工房はこれから資産運用を始めたい人が、疑問に思う点や不安に感じる点を、すべて解消してくれる最適なツールです。

私はロボアド5社で運用していますが、今後はWealthNaviと投信工房の2社に絞って運用していこうと考えています。

WealthNaviは海外ETF、投信工房は国内投資信託での運用なので、これも分散投資になるので。

 

これからの時代はテクノロジーの発達で、仕事やお金の価値までもかわり、想像をはるかに超えたスピードで変化をしていきます。

そんな時代を乗り切るためにも、今、準備をしておけば、将来的に必ず大きな差が出ます。

私はロボアド、ソーシャルレンディング、仮想通貨を中心に資産構築をしていますが、

 

あなたはどんな準備、行動をしますか?

 

自分の資産は自分で構築して、激動の時代を乗り越えていきましょう。

[btn class=”simple”]投信工房の詳細はこちら[/btn]

 

こっちもチェック!丸一年運用してわかったウェルスナビの実態↓[kanren postid=”11365″]

ロボアドTHEOについて詳しく知りたい方はこちら↓[kanren postid=”12945″]